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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第18話 ベーオウルブズ
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に順番に射撃を始めるバリアアーマー達。
なのはもすかさずアクセルシューターとプロテクションで人質の人達を守り始めた為、その場から無闇に動けなくなった。

バルトもなのはも共に実弾を防ぐことはできるが、人質達は違う。
バリアジャケットもなければ季節が春というのもあり、薄着の人が多い。
魔力がある人は魔力の攻撃に多少耐性があるもので、殺傷設定でも大怪我、死傷になる確率が多少下がるものである。

だが実弾は別だ。
だからこそミッドチルダでは基本質量兵器は禁止なのだが………

「ちっ………」
「攻撃に転じられない………」

防戦一方の2人。
しかしそんな状況でバルトは違和感を覚えた。

「………おかしい」
「バルトさん?」
「おかしいぞ明らかに。何故奴らは一斉に攻撃してこない。守りは2人しか居ないんだ。殲滅しようとすれば簡単に出来る筈だ」
「だけどそれだったら最初から殲滅すれば良い話ですし、人質を利用してまだ何かするつもりとか………」
「………」

なのはの言うことも一理あるのだが、バルトはどうしても腑に落ちなかった。

「ううっ………」
「何してんだよ管理局、しっかりしろよ!!」
「お願い、私は良いからこの子だけを………」

「皆さん落ち着いて!!」

徐々に冷静さが欠けてきた人質の人達が不安で声を上げ始めた。
なのはも守りながら声をかけるが、効果は無い。

「不味いぞなのは!このままじゃパニックになって何をされるか分からん!!」
「皆さん落ち着いてその場から動かないで下さい!!必ず守り通しますから!!」

なのはの懸命な言葉も届かない。
混乱は増すばかり。

「なのは、このままじゃどっちにしても持たん。俺が一気に突っ込み殲滅する」
「えっ!?でも………」
「任せろ。俺の強さは分かってるだろ?」

バルトの力強い視線に少し考え込むが直ぐに答えは出た。

「分かりました、お願いします!!」

なのはにそう言われバルトも覚悟を決めた。

『バルバドス、行くぞ』
『………いいのか?』
『四の五の言っていられる状況じゃねえ。良いから力を貸せ!』
『………分かった』

念話で話し、バルバドスを展開しようと動こうとした時だった。

「えっ!?」
「何?」

スタンドから爆発連続で聞こえた。
そして現れる5つの影。

「あれはあの時の赤い鎧か………」

ニヤリと笑みを溢したバルトの視線の先には、両肩の大きなスラスター、頭に角、右腕にステークを装備した赤いバリアアーマーがいた………









『こちらウルフリーダー。これより一般人を保護しながら敵を殲滅する』
『了解した。幸運を祈る』

そう淡々と通信を終え、赤いバリアア
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