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連邦の朝
第5話 教育
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リー一世自ら動いてのものだった。

「父上、はい私グリーン・アルビヨンはここにアルビヨン王族として以下のことに了承します。」
ワイアットとしては、良く分からないがジョージ二世が此処まで強く言うことは母タバサに、浮気を疑われた時とロマリアの使者と舌戦を交わした時くらいのものだった。

ふむ、多分これは宮廷に伝わる伝統かなにかであろう、大方昔、継承戦争が起きたことが由来なのだろうな。

ワイアットは得た少しの情報で全貌を当てた。

「グリーンよ、魔法の教師を外に待たせておる顔合わせに行こう。」
ジョージ二世はワイアットの予想外の言葉を言うのだった。

「今からですか?父上、空はもう赤く成っていますよ?」
ワイアットはジョージ二世に問う。

「グリーンよ、それは真か?早くせねばな、グリーン私に着いてこい。」
ジョージ二世はまるで風に成ったが如く目的地はで疾走する。

「!…ッア…クッ…!」
着いていくだけで、精一杯のワイアットだが6歳で大人に着いていくことができるのが、肉体的にジョージ二世とワイアットの親子関係を表しているかもしれない。

やっと城の庭に着くと先に着いていたジョージ二世が

「グリーン、やっと来たか待っておったのだぞ、彼がお前を教える教師だ。」
ワイアットは疲れながらもジョージ二世の手をやった方を見た。

そこには、ワイアットが知るところの魔術師の様な風貌をした男がいた。

「君がグリーン殿下かね、私はラーメイムと言う者だ、ライと多くの者が呼ぶ。
これから、グリーン殿下がコモンマジックと四系統を覚える迄の間、教師を勤めさせてもらう。
最初にいっておくが君が王族だからと言っても私は手心を加えるつもりはない悪しからずな。」
ライは鋭い目付きでグリーンを見てから話したのだった。

「はい、先生王族だからと言って手心を加える様な者に私は習いたく有りません。」
ワイアットは自分の考えをライにぶつける。

「よし、生意気だが、意気込みはよし、うん?ひとついい忘れた事がある。」
ライは、笑顔でそう言いながらワイアットに近づく。

「なんでしょうか?先生!」
ワイアットはライに聞くとライは答えをいった。

「私の二つ名は、廃人の泉だ。私の周りに廃人が湧くからだそうだ小僧!」
笑っていた口が、ニタァと音をあげるように錯覚した。

ワイアットの頭の中には警戒音がなりやまなかった。

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