第5話 教育
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みました。マーベリックは、大抵王族からこの言葉を聞くと多くの者が、黙って煩く無くなると言っていたので。父上の反応から見ると使ってはいけない言葉だったのですか?」
ワイアットは不思議そうな顔をして父上ジョージ二世に聞く。
面の皮が厚くなければ交渉事や謀略ひいては連邦の将にはなれないのだ。
イギリスの紳士は基本的に平等ではない事を世界や自国等の事から知っている。
平等平等と言っている団体や学生がいるが平等を名目上だが目指した共産主義や社会主義の国々はどうだろう?
平等だったであろうか?
歴史は平等ではない事を語っている。
本当に平等だ事など存在しないだからこそ、紳士は平等ではない世界で交渉事や様々な場面で相手から見て平等な場所を創りだすのだ。
過去の出来事から学ばないのは、紳士ではないとワイアットは思っている。
話を戻すが、ワイアットの使った言葉は、確かにマーベリックが貴族達を追い払う時に使った言葉である。
しかし、全てが真実ではない。
このひとつ前に説明した通りワイアットの考え方は、常に紳士的なのだ。
紳士は常に嘘を付かないのではなく 相手から見て理解出来るように脚色したりするのは、紳士のつねだ、理解出来るようにして平等に見えるよにする行為も交渉事のコツだ。
「そうなのか、グリーン?確かにマーベリックの奴ならその様なことを言いそうだがな。」
ジョージ二世はそう言いながらも、妙に納得した顔でワイアットに聞く。
「私に聞くのではなくマーベリックに直接聞くとよろしいのではないのですか?私が嘘を付つ理由も無いですが。」
ワイアットはジョージ二世に提案と言う形で納得させるための一手を打つ。
「ならば良いのだよ。マーベリックは、非常に忙しいだから故にその様な事を聞いてはいられぬのだよ。グリーンは知らなかったのかな?」
ジョージ二世から疑問や疑心は無くなったようだ。
ワイアットは、父ジョージ二世に対して考える。
父上はすぐに信じられたのだな、私の話す話を。
確かに私がそうなる様に陽動した、身内と言う事も有るのだろう。
しかし、その様な事実があるからといって、他人の話をすぐ信じるのは、外交上も王としても良くない。
この性格なので外交や交渉事をマーベリックが引き受けているのだろうと私は納得した。
「ところで、父上私の部屋にいらした理由は何なのですか?」
ワイアットはジョージ二世に聞く。
「あぁ、グリーン、お前に杖と家庭教師を付ける事としたのだ。」
ジョージ二世はワイアットに決定したことを伝えるのだ
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