暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第49話 レッツ・たま遊び!
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い! ありがとうございます!」

「……ふんっ」

 誉められたアーシアは溢れんばかりの笑顔で喜んだ。一方レイナーレはそっぽを向いちゃったけど嬉しいのがばればれね。唇がこれ以上ないほどにやけてるし。と、そこで気付いたけど部長が悔しそうにしてるわ。

「やられたわ。そんな手を使ってくるなんて」

「まだまだ部長も甘いにゃ」

 部長の横では黒姉がそんなことをニヤニヤしながら言った。

「な、何よ黒歌。2人に遅れを取ったのはあなたも同じでしょう?」

「だからそこがまだまだ甘いって言ってるにゃ」

 そう言うやいなや黒姉、そしてその隣にいた龍巳と白音が……一斉にジャージのズボンを脱ぎだした!?

「ちょっ!? お前ら一体何やって、ってえぇっ!?」

 いきなりの奇行に止めようとしたイッセーも途中で驚きの声を上げる。なぜなら……

「どうかにゃ?」

「イッセー、似合ってる?」

「私、おしりには自信あります」

 なぜなら3人ともジャージの下にはブルマを履いていたから! ……全くこの娘達まで何やってるんだか。

「ま、負けた……」

 そんな中部長はというと地に膝をついてうなだれちゃった。でもすぐさま顔を上げると……そこには決意したかのような表情が。

「こうなったら私も履くわ! 保健室に行けば一着くらいは……!」

 え、部長まで履くの!? と思ったその時

『まもなく部活対抗戦、第3試合を開始します。出場する選手の皆様はコートにお集まりください』

「そんな!?」

 あ、私達の呼び出しのアナウンスが流れたわね。私はアナウンスを聞きつつそれでも急いで保健室に向かおうとする部長の首根っこを掴んだ。

「は、離して火織! 私も、私もブルマを!」

「はいはい、もう着替えてる時間ないですからまた今度の機会にしましょうね」

 イッセーたちももうコートの方に向かっちゃってるんだから。部長が最後なんですよ?

 私はなおもブルマを履きに保健室に向かおうとする部長を引きずってコートに向かう。周りがなんかすごいものを見るような目で見てくるわ。まあ仕方ないけどね。なにせ私が涙目で暴れてる部長を引きずってるわけだし。

 そして部長をコートに放り込み、私も続いてコートに入る。

「皆! 俺昨日これ徹夜して作ったんだ! これつけて絶対勝とうぜ!」

 そう言ってイッセーが私達にオカ研と刺繍の入った鉢巻を配っていた。昨日遅くまで電気がついてると思ったらこんな物作ってたんだ。それを受け取った部長はさっきまでの動揺はどこかへ吹っ飛び、今度は感動したようにその鉢巻を受け取っていた。

「こんなものを用意してくれたなんて、ありがとうイッセー。皆! 絶対に勝ちましょう!」

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