リュカ一座 ACT5
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【赤ずきん】
むかしむかし、ある所に……
紫のターバンとマントを羽織ったナイスバディーの美少女が、1ミクロンも当て嵌まってないのに赤ずきんと呼ばれて居りました。
赤ずきん:リュリュ「何でだろう?」
細かい事を気にしてはいけないと、彼女は父親から教えられており、考える事を止めてお祖母さんの家にお見舞に行きました。
(コンコン)
赤ずきん:リュリュ「マーサお祖母様……お加減はどうですか?」
偽祖母さんの狼:ウルフ「あ、リュリュさん。遠い所お疲れ様です」
赤ずきん:リュリュ「やっぱりウルフ君が狼役なのね!?」
偽祖母さんの狼:ウルフ「そうなんですよ……ウルフって名前だけで、狼や犬の役が巡ってくる……ネズミまでやらされたよ!」
本物のお祖母さん:マーサ「ちょ、ちょっと……二人してマッタリ会話しないでよ! これじゃお話が進まないでしょ」
偽祖母さんの狼:ウルフ「そんな事言われましてもマーサ様……俺はウルフだけど紳士ですし……お二人を食べる事なんて出来ません! 女性を喰べるスペシャリストはリュカさんなのだから、配役変更を要求します!」
赤ずきん:リュリュ「良いわねウルフ君! 私もお父さんに喰べられたぁ〜い?」
本物のお祖母さん:マーサ「わ、私は息子に食べられたくありません!」
う〜ん……配役が難しいし、これにて終わりで良いか!
よし、めでたしめでたし!
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