暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
7話:赤き龍騎士と高速のカブトムシ
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かされる」

はっきり言って、撮る暇もねぇな。せっかくいい感じなのに、もったいねぇ。

「はい!」
「くっ!」

っておい、すずかの奴恭也さんを押し始めてないか?
















時間は流れ、月が美しい夜。なのは達三人は部屋にて寝ていることだろう。因にすずかと恭也さんの卓球の結果は、恭也さんの勝利に終わった。

「風流な月だこと…」
カシャッ
〈そうですね〜、満月ですよ〉
「しかし、今更思うんだが…」
〈はい?〉

俺は旅館の縁側でカメラを空に向けていた。そしてカメラを胸の位置まで戻し見上げる。

「あの金髪の少女がここにいるってことは…もしかしてジュエルシードがこの付近にあったりするのかも」
〈確かに…考えてみればそうですね〉

二人で深い思考を始める。だが、それもすぐに中断される。理由は勿論ジュエルシード

「…噂をすればなんとやら、てか?」
〈そのようですね〉
「たく、休みの日ぐらいゆっくりさせてほしいものだ…」

そうつぶやきながら縁側から立ち上がり、反応があった方向、林の方へと歩みを進める。

〈手っ取り早く済ませて、残りの休みを有意義に過ごしましょう〉
「何先生みたいなこといっている。とりあえず…」
〈はい〉

トリスは光と共に形を変え、俺の手の中へ。そして光がおさまり姿を露にしたディケイドライバーを腰に当て、ベルトに変える。

「変身!」
〈 KAMEN RIDE・DECADE! 〉

一枚のカード、ディケイドのカードを挿入し発動。俺の周りに十の灰色のディケイドが現れ、俺と一つになる。それにより、俺は自らを仮面ライダーディケイドへと変える。

「行くぞ!」

俺は変身を終えるとそのまま林の方へと走り出した。


















士達が泊まる旅館の近くの川より、青白い光の筋が立ち上がる。その光が収まると、その光の元、川に架かっている橋の上にいる少女、フェイトが宙から落ちてくるジュエルシードを掴む。

「二つ目…」

フェイトが小さくつぶやくと、そこへ一人の人物が現れた。それは茶髪の少女、なのはだ。

「あ〜ららあらあらあら…」
「あっ!」
「子供はいい子でって言わなかったっけか?」

現れたなのはに声を上げる、フェイトのそばにいる赤茶色のような長い髪を腰の辺りまでのばしている女性、アルフ。彼女が昼間お風呂上がりに出会った女の人だと気づき、驚きの声を上げる。

「それを、ジュエルシードをどうする気だ!?それは、危険なものなんだ!」
「さーねぇ!答える理由が見当たらないよ。それにさぁ、アタシ親切に言ったよねぇ。いい子でないと、ガブッと行くよ、
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