初めてのボス戦
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った直後、ゲツガが指示を飛ばした。
「暴走状態だ!攻撃力、範囲が変わるぞ!距離を取って様子見だ!」
ゲツガがそう指示を出すが、一つのパーティーだけ動いていない。聖竜連合だ。
「早く下がって!」
ユキもそのパーティーにそういうが、一人のリーダ格の男が叫ぶ。
「そんな指示しなくても、もうすぐで倒せるんだ!俺らがLAをもらう!」
そう言って突撃を開始し始めたが、蛾はちょうど近くに来た瞬間、上空に飛び上がる。そして素早くリンプンをばら撒いてくる。それを食らった聖竜連合のプレイヤーたちはバットステータスである麻痺毒や普通の毒を食らって動けなくなっている。そこに向けてガは腹の先の部分から何か白い物体をそのプレイヤーたちに向けて何か落とした。
「何あれ?」
そうユキは口にした瞬間、その物体が割れて、先ほどのボス毛虫のような小さなモンスターが出てくる。そのモンスターはそのプレイヤーの腕を食べ始める。すると、腕が部位破損になってしまった。
「何だよこいつ!?だ、誰か!!助けてくれー!!」
「自業自得なのに、しょうがない」
ユキはそのプレイヤーたちを助けに行こうとする前にゲツガがすでにプレイヤーたちの前に行っていた。ゲツガは素早く毛虫のようなモンスターを蹴り飛ばして倒すと全員に回復結晶を使うと、パーティー六人を投げ飛ばした。そしてゲツガも脱出しようとするが、その上から蛾がゲツガに向けて滑空していた。ユキはゲツガに向かって叫んだ。
「危ない!!」
ゲツガはそう言われると素早く上を見上げた。しかし、避けようとしない、いや、避けれないのだ。ゲツガは俊敏を取らず、筋力だけを取っているため走っても間に合わないのだ。ゲツガは蛾に向けて剣を構える。
「早く逃げて!」
しかし、ゲツガは一歩も動かない。そしてガと衝突する瞬間、渾身の一撃のようなものすごい剣速でガに対抗するがガの体力を少ししか減らすことが出来ず突進をまともに食らってしまった。ゲツガは床に叩きつけられる。
「ゲツガ君!!」
ユキはゲツガに近づこうとした瞬間、いきなり蛾の口のストローのようなものが切れた。その後、足が全て斬り落とされた。ゲツガの腕が動きそれを斬り落としたのだ。
しかし、なんという剣速だろうかユキはまったく目で追えなかった。蛾がバランスを崩して倒れる。その瞬間、ゲツガが叫んだ。
「蛾が倒れたぞ!今のうちに倒せ!!」
そう叫ぶと同時に部屋にいる全プレイヤーが攻撃を開始し始める。今度は長い時間倒れていて攻撃をかなり食らわせることが出来たおかげで蛾を倒すことが出来た。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後、ユキはゲツガのところへ向かう。ゲツガは叩きつけられた場所に胡坐を
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