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インフィニット・ストラトス 〜天才は天災を呼ぶ〜
第6話
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う。

「ふぅ……、よし!! 一夏、着替えたら朝ごはん食べに行こう!!」
「お、おう」

 朝飯を一緒に食うことになった。 まぁ、俺一人だと多分食堂でも好奇の視線にさらされることになっただろうから、ちょうどいいかな?










「おっはよ〜」
「おはよう、箒」
「……うむ」

 食堂に向けて歩いているとき、見知った顔を見つけた。

「箒もこれから飯か? よかったら一緒にどうだ?」
「む? お前がいいというなら行くが……」

 そう言って俺の隣に視線を向ける。 あぁ、風音を気にしてるのか。

「あっと、わりぃわりぃ。 こいつは友永 風音……って同じクラスだし知ってるよな? 風音、こいつは幼馴染の篠ノ之 箒だ。 って、こっちも知ってるか、コイツも一緒だから気にすんなよ」
「おぅ。 知ってるよぉ。 よろしく箒っち」
「ほ、箒っち!?」
「うん? 篠ノ之 箒ちゃんだから箒っち。 安直だけどそれが最善。 あだ名の基本だよん 今ならしののん、しのの〜んにも変更可」
「そ、そうか、いや、箒っちでいい。 か、風音っち///」
「ちッちッちッ! 箒っち、惜しいけど違うなぁ。 私のことはカザネルリアン2世と呼びたまへ」
「安直じゃねぇ!!!」

 思わずツッコミを入れてしまう。 安直が最善と言っておきながらそれは無いだろう。

 結構人見知りするタイプ(だったはず)の箒が、意外に打ち解けている。 やっぱり人と仲良くなるのが得意みたいだな、風音は。 本人は「ナ〜イスツッコミだよ一夏!!! 箒っちもあれぐらいのツッコミを目指そう!!!」とか、言ってるけどな。





 箒を仲間に加え、馬鹿なやりとりを行いながら食堂までやってきた。 すげぇ広いな。

「すっっっっっごい広ぉぉぉぉぉぉぉぉぉい」

 となりで風音が叫んでいる。 やめろ恥ずかしい。 そして耳がイタイ。

 風音の声で注目を集めたのか、目前までぺちゃくちゃとうるさかった食堂内部は、ヒソヒソとささやきあう声に満たされた。 やっぱり俺が注目を浴びているらしい。 物凄く視線が刺さる。 ちょっと痛いぐらいである。

「うわぁ、色々あるよぉ、一夏、箒っち!!! 何食べる? おすすめはB定食と見たね!!!」
「私は蕎麦だな」

 おぅ、箒がもう風音に慣れている。 あれぐらいの絶叫は普通だと、この短時間で理解したのか……やるな!!

「じゃあ俺はA定食ごはん大盛りだな。 風音はやっぱりB定食か?」
「私? 私はねぇ。 カツ丼と、回鍋肉、酢豚に焼売、生姜焼きと若鶏のから揚げにもやし炒め、おおぅ、忘れちゃいけないサラダ、ドレッシングは……青じそだね!!! テッパンだよ!!! それから……納豆!! 冷奴!!!! 冷奴!
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