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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第109話:隊舎復活
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うな顔でそう言った。

「ゴメンって・・・何が?」

「いや・・・、私の力が足りひんから、ゲオルグくんの希望が
 通らへんかったんが申し訳なかったなって」

俺は、はやてがなぜ謝っているのかが理解できずに聞き返す。
するとはやては、シートの背に体重を預けるように軽く背を伸ばすと、
前に目を向けたままそう言った。

「別にはやてのせいじゃないから気にすんなって。
 俺ももう納得してることだし」

「そっか・・・、そう言うてくれると助かるわ」

はやては微笑を浮かべてそう言った。





本局に着くと、転送ポートを出たところで2人の局員が俺達を待ち構えていた。

「機動6課の八神部隊長とシュミット3佐ですね?」

「そうです」

「お迎えに上がりました」

「そうですか。案内してください」

はやてと出迎えの局員が話しているのを後ろで聞いていた俺は、
話が終わり案内の局員の後に続いてはやてが歩き出すとそれに続いた。
やがて、案内の局員がある扉の前で立ち止まる。

「こちらです。どうぞ」

扉が開かれはやての後に続いて中に入ると、グルッと円の形をした
会議机が置かれた部屋だった。
20脚ほどの椅子が置かれているのだが、座っているのはただ一人。

「よく来てくれた、八神2佐。まあ掛けたまえ」

そう言ったのは正面の椅子に座る初老の男性だった。
彼は俺も会ったことのある人物で、古代遺物管理部の部長だ、

「はい」

はやてが頷きながらそう言って、入ってすぐの席に腰を下ろし、
俺がはやての隣の席に座ると正面に座る部長が俺たちの方を見て口を開いた。

「わざわざ来てもらって済まん。通信でもいいかとは思ったんだが
 直接話したほうがいいかと思ったのでね」

「ええんですよ。どうせ今は暇ですし」

はやてが微笑を浮かべてそう返すと、部長は声を上げて笑った。

「そうか、暇か。なら今度の話は渡りに船かな?」

「いえいえ、暇は暇で好きなんですけどね」

「それはそうだろうな。私だってのんびりしたいが、今はそんなことを
 言ってられる情勢でもない。君らのような精鋭部隊に無為な時間を
 過ごさせるほど我々にも余裕はないんだよ」

最初は笑顔を浮かべていた部長だったが、急に真剣な表情になり
俺とはやてはピッと背筋を伸ばす。

「でだ、昨今テロが頻発しているのは判っていると思うが、残念ながら
 地上本部は統制能力が著しく低下しててな、現有戦力だけでは
 今起きているテロ事件を制圧しきれないという状況らしい」

部長はそこで一旦言葉を止めると、俺たち2人の顔を眺める。
少しあって、部長は満足したのか小さく頷き先を続ける。

「本来なら
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