第三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
るというのだ。
「そうしよう、それでいいな」
「わかりました、それでは」
「しかし。わからないものだな」
若本は広瀬に己の決断を述べたうえで難しい顔で述べた。
「最初は何もいない洞窟に蛇が入り人を襲うとはな」
「はい、しかも誰も気付かない場所から」
「銃や砲があるこの時代に人が蛇に食われる」
「世の中というものは案外基本は変わらないものかも知れませんね」
「その様だな」
岩本は難しい顔で述べた、蛇はいなくなったが彼も広瀬も人は文明を進歩させてもその基は変わらないのではないかと深く思うことになった、この事件から。
洞窟 完
2012・12・19
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ