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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-11温泉とおねえさんとおにいさんたち
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「ミネアさんまで!?」
「ホフマンさんは、知ってるの?」
「え!?えーと……それも、大人になったら!わかりますよ!!」
「でも、頑張らないといけないんだって。なにを、頑張ればいいの?」
「ええっ!?そ、それはひとりで頑張っても仕方ないと言うかって、そうではなくて!大丈夫です!!そのままでも、別に!!」

 動揺して口走ったホフマンに、兄弟が疑惑の目を向ける。

「おい」
「ホフマンさん……まさか……」
「ああああ!!違います!!」
「年齢差で言えば、まあアリか」
「それでも、まだ早いだろ」
「だから違いますって!!」
「よく、わからないけど。大丈夫なのね」
「はい……大丈夫、です……」

 また(うな)()れるホフマンに構わず、マーニャが話を変える。

「ところで、このあとだが。まずは、メシだな。温泉でまあまあ疲れも取れたし、メシのあとは町でも回ってみるか?今から寝ちまうと、明日に響きそうだしな」
「それが良さそうだね。ふたりとも、元気そうだし」
「今のでだいぶ、消耗しましたけどね……」
「疲れたの?大丈夫?」
「だ!大丈夫です!!元気ですよ!!では、一旦(いったん)部屋に戻って荷物を置いて、食堂に集合ですね!!」
「うん、わかった」


 宿の食堂で食事を取り、町に出る。

「あんま、観光地って感じでもねえんだな」
「気軽に来られるような立地でもないからね」

 歩き出した一行に、ひとりの男が近寄り、気さくに声をかけてくる。

「やあ、こんにちは!この町は、初めてかい?なんなら、案内しようか?」
「あ?まあ、そうだな。せっかくだし、頼むか」
「おい、兄さん」
「こんな(かた)田舎(いなか)()()ってこともねえだろ。それにいざとなりゃ、吹っ飛ばしゃいいんだからよ」
「いざというときの、相手のほうが心配ってどういうことだよ」
「ははは、ご心配なく。おっしゃる通り、ここは田舎だからね。詐欺なんかやったら、町で生きていけなくなるよ。」
「すみません。なにも疑っているわけでは、なかったのですが」
「町のことは、地元の人に聞くのが一番ですからね!せっかくだから、お願いしませんか?」
「それもそうですね。ユウも、いいですか?」
「うん」
「よーし、じゃあオレについてきてくれ!」

 先導(せんどう)して歩き出した男のあとに続き、四人も歩き出す。

「そこに並んでるのが、武器屋と防具屋!装備はここで、調(ととの)えるといいね。」
「あとで、(のぞ)いてみるか」
「そうだね。次は港町に行くから、焦ることもないけど。見るだけでも見ておこう」
「わたし。(たて)があったら、ほしい」
「だいぶ力もついてきたし、今なら盾も扱えそうですね。探してみましょ
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