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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第八十四話    『外伝14 時空管理局に所属』
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だから調整が一苦労なんだって」
「カートリッジシステムも入っているもんね。今後の予定で魔術式システムも導入する予定なんでしょ?」
「うん。せっかく私の魔術は魔導とは違って治癒系の魔術適正だから治癒魔術師にもなれるしね」

そう、なのはの魔術適性は治癒系統に傾いていたのだ。
だからシホに治癒の魔術の仕方を教わったりしている。
今はまだかすり傷程度しか治せないけど将来的には負傷した傷もすぐに治せるようになりたいとなのはは言う。


閑話休題


それからお昼を一緒にしようというなのはの提案でシホ達はユーノの作業を手伝うことになった。
ユーノはそんな時にある事を語りだす。

「なのはとシホは今じゃ立派な魔導師だけど時々少し考えるんだ。
去年の春、あの時僕とフィアはなのはとシホと出会っていなかったら二人共魔法と出会うこともなくって、そしたら二人はどんな風に暮らしていたのかなって…」
「お姉様と出会えなかったらなんて考えるのはヤダです!」
「まぁまぁフィア…落ち着いて。
それでなのはとシホが助けてくれなかったら僕達は危なかっただろうしいろんな『もしも』を考えると少し怖くなるんだけど…」

それで一度ユーノの言葉は切れる。
それになのはは、

「そうだね。でも私はユーノ君とフィアちゃんとレイジングハートと魔法に出会えて本当によかったと思っているよ」
「私もかな? そうでなきゃ私はまた裏社会に身を染めていたと思うし…」
「あはは…」

シホの言葉にあんまり冗談に聞こえないからなのは達はとりあえず苦笑をした。

「ユーノ君達を助けられる力が自分にあって、
フェイトちゃんと正面から戦って心を交わし合うことができて、
闇の書事件の解決のお手伝いができてはやてちゃんとも友達に慣れて、
聖杯大戦でも私でも出来ることはあったと思うから、
…本当によかったと思ってるの。
みんなあの時ユーノ君とフィアちゃんと会えたからだもんね。
当然シホちゃんともだけど。
だからシホちゃんやユーノ君、フィアちゃんにはまだまだ教えてほしいことがたくさんあるし、今も一緒にいられるのすごく嬉しいから『合わなかったら』はあんまり考えたくないなぁ…」
「そうね。そうじゃないと私もアルトリアとも再会できなかっただろうしね」
「そうですね」

それでその後は四人で作業を進めている時だった。
ユーノにシグナムから通信がかかってきた。

「はい、ユーノですけど」
『シグナムだ。済まないが少し手を借りたい』
「はぁ少しならかまいませんが………訓練用の結界ですか?」

それで四人は訓練施設に向かった。
そこでは、シグナムとフェイトが向かい合っていた。

「レヴァンティンも中身はだいぶ新式だ。怪我をさせないよう気をつけるからな
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