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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第八十四話    『外伝14 時空管理局に所属』
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…一方、無限書庫ではユーノがせわしなくクロノの指示に動いていた。

『…991号次元の一般的魔法史歴とその進化記録。
それからさっき送った暫定ロストロギア指定物品の鑑定用資料…これは遺失物管理班とうまく連携して資料抽出してくれ。
それと裁判記録で探して欲しいデータがある。いま一覧を送るから』

クロノはマジメに言っているがその量は半端ではない。
命令されたユーノはあまりの量にしょうじきまいっていた。

「ちょ、ちょっと待った! まさかそれ全部今週中にやるのかっ!?」
『そうだが何か?』
「無茶言わないでくれ! こっちは長年放置されてた書庫内の整理だけでいっぱいいっぱいなんだから!」
『そう言うな。忙しいのはどこもいっしょだ』
「もとはといえば局が怠慢だったからでっ!」
『それはそれ、これはこれだ。司書としての権限はあるんだ。人を使え指示をしろ』
「ううっ…」
『なんなら依頼料を申請してスクライアの身内に頼んでもいい。どうしてもというならフィアットも呼び出せ。
こういう時にフィアットは司書を兼任しているんだから使えるものは何でも使え』
「うう…当たっては見るけど」
『そう言った部分も含めて君には期待しているんだ。じゃあ今週中に頼んだぞ』
「いちおう了解…。検索ヒット率の一覧を送るから優先順位決めを」
『了解』

それでユーノは疲れた顔をしながら作業に掛かり出す。
そこにレイジングハートを取りに行っていたなのは。そしてシホとフィアットがやってくる。

「ユーノ君、忙しい…?」
「あれ? なのはにシホに…フィア! ちょうどいいところに!」
「…え? なに、兄さん?」
「お前も司書なんだから手伝ってくれないか? クロノから色々と頼まれているんだ」
「あー…そうなんだ。それじゃ少しだけ…」

それでフィアもユーノに付き合う。

「それよりなのは達制服が届いたんだ。特になのははやっぱり白ジャケが似合ってるね」
「えへへ、ありがとう」
「それを言うとシホは少し合っていないかな?」
「…なにか変かしら?」
「いや、やっぱりシホは赤いほうが似合っているなと思って…」
「それは私としては不本意ね。別に好きで赤い服を着ているわけでもないんだから」

ここにネロがもしいたら「赤はいいぞ奏者!」と言うだろう。
それに対抗してアルトリアは「いいえ。青も似合っています」と言い出すことは想像がつく。
とにかくそれで笑いが起きる。

「それでフィアはちょうど良かったけどなのは達は何か用事の途中?」
「うん。レイジングハートのフレーム強化と微調整が済んだから受け取ってきたの」
「私達は付き添いかな?」
「はいです」
「そっか」
「レイジングハートね。ピーキーだし機能が独特
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