リュカ一座 ACT1
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【浦島太郎】
むか〜し、むかし……
あるところに浦島太郎という正直者が居りました。
浦島太郎は、その日も気ままに海辺を散歩しておりますと……
悪戯小僧A:ザイル「この亀! 鈍くさい亀め!」
悪戯小僧B:ジャイー「あはははは、コイツ変な声で鳴く」
悪戯小僧C:スネイ「え? 亀って鳴くの?」
前方で子供達が大きなウミガメを虐めている姿を目撃します。
心優しい(動物大好き)な浦島太郎は、直ぐさま近付き亀を助けようと試みます。
浦島太郎:リュカ「止めろクソガキ共! バギ!」
悪戯小僧A:ザイル・B:ジャイー・C:スネイ「「「ぎゃぁ!!」」」
優しい浦島太郎は、心の篭もった一言で子供達を説得し、土に……ゲフンゲフン、家に帰らせ亀を助けました。
亀:コリンズ「えぇ……やりすぎだろ!? ……はっ! た、助けて頂きありがとうございます」
浦島太郎:リュカ「いやいや礼には及ばないよ。だってアイツ等ムカツクんだもん! そんな事よりさ、お前はトロイんだから……こんな所にいないで海に帰れよ」
心優しい浦島太郎は、亀の事を気遣い海に帰る様告げる。
亀:コリンズ「不本意ですけど……助けてくれたお礼に、竜宮城へとご案内致します。どうぞ私の背中に乗ってください」
浦島太郎:リュカ「いや、いいって! お前の為にやったわけじゃないし……僕も暇じゃないからさ……」
亀:コリンズ「すげー暇そうに海辺を歩いてたじゃんか! 話が進まないから乗ってくださいよ……」
浦島太郎:リュカ「え〜………」
亀:コリンズ「私を助けてくれた事を乙姫様にご報告したいので……どうか乗ってください」
浦島太郎:リュカ「乙姫!? それって美人?」
亀:コリンズ「勿論ですとも! 絶世の美女でございます!」
浦島太郎:リュカ「お前のカミさんじゃないだろうな? それは僕の娘でもあるんだぞ!」
亀:コリンズ「何で妻を差し出さなきゃならないんですか! 違いますし本当に美女なんですって!」
浦島太郎:リュカ「ん〜……じゃぁ行っちゃう!」
こうして浦島太郎は、亀の熱意に負けて竜宮城へと訪れました。
浦島太郎:リュカ「おいコリンズ! 乙姫って彼女か?」
亀:コリンズ「今はコリンズじゃないです……亀ですから!」
浦島太郎:リュカ「そんな事より……」
亀:コリンズ「はい。絶世の美女でしょ?」
乙姫:リュリュ「大切なお友達を助けて頂きありがとうございます?」
浦島太郎:リュカ「おいコリンズ! アレも僕の娘なんだよ!」
亀:コリンズ「知ってますけど、絶世の美女でしょ?」
乙姫:リュリュ「あの……浦島太郎様? 何か不都合でも?」
浦島太郎:リュカ「親子なんだから不都合大有りでしょ! エッチな事する気満々で来たんだよ!?」
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