リュカ一座 ACT1
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乙姫:リュリュ「私は構いませんよ!」
浦島太郎:リュカ「僕が構うの!」
亀:コリンズ「まぁまぁ浦島太郎さん……鯛や鮃の舞い踊り等もご覧下さい」
浦島太郎:リュカ「鯛や鮃って……あっちで控えている彼女等?」
亀:コリンズ「そうですよ。美人揃いでしょ!?」
浦島太郎:リュカ「馬鹿野郎! リューラにリューノ・リューナ達じゃねーか! 全部僕の娘だよ! せめてマリアさんを出すとか……思い付かなかった?」
亀:コリンズ「何で母親を犠牲にしなきゃならないんですか!」
浦島太郎:リュカ「犠牲って……もういいよ! 帰ります……」
いい加減疲れてしまった浦島太郎は、乙姫達の引き留めを振り切って帰る事を決意。
乙姫:リュリュ「残念ですぅ……いっぱいエッチな事して貰おうと思ってたのに!」
浦島太郎:リュカ「ちょっとフレアさん……育て方間違ってませんか!? つーか良く考えたら、フレアさんとかスノウとかを出せば良かったんじゃね?」
乙姫:リュリュ「この役は譲れません!」
浦島太郎:リュカ「………あぁそうでございますか」
ガックリと項垂れる様に楽しい一時を満足した浦島太郎は、再度亀の背に乗り帰り支度を済ませた。
乙姫:リュリュ「あ、忘れてた! 浦島太郎さん……お土産にコレを持っていって下さい」
浦島太郎:リュカ「一応聞くけど……コレは?」
乙姫:リュリュ「はい。ご存じの通り玉手箱です。絶対に開けちゃダメですよ!」
浦島太郎:リュカ「開けちゃダメなお土産なんて要らないよ! そっちで勝手に処分してくれ」
乙姫:リュリュ「そうは言われましても……台本に書いてある事ですし……」
浦島太郎:リュカ「台本を逸脱しているのは初めっからでしょ! 今更いいじゃん、こんな終わり方で!」
乙姫:リュリュ「う〜ん……それもそうですね?」
浦島太郎:リュカ「じゃぁもう帰るよ。海辺で亀が虐められてても、二度と助けないから虐められるなよ! ルーラ」
亀の背に乗っていた浦島太郎は、めんどくさくなり自らのルーラで帰りましたとさ。
めでたしめでたし。
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