暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic3力ある青き石。蒼の星に降り注ぎて〜Ace of SwordS〜
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れる。「コケコケーっ!」と恐怖に鳴き始めるニワトリ。プシエルでニワトリの飛行を制限し、「これで終わりだ」確実に砲撃アダメルを直撃させる。閃光が晴れ、ニワトリの内から休眠状態になったジュエルシードが現れた。ジュエルシードが抜けたことで元の大きさに戻ったニワトリを抱き止め、

「シリアルナンバーは・・・間違いなく30だな」

ジュエルシードに浮かび上がっている]]]の数字を確認。とりあえず無事に回収できた。創生結界の1つ、“神々の宝庫ブレイザブリク”の保管庫に取り入れた後、地上に降り立ち、失神しているらしいニワトリ2羽を抱き上げて飼育小屋へと近づく。壊れた小屋は結界内ゆえに空っぽだが、結界を解除すれば元通りの小屋が在だろう。小屋の中にニワトリ達を降ろし、出たところで結界を解除する。

「フェイトやなのは達が相手じゃなければどうってことはないな」

元通りになっている小屋とニワトリ達の様子を確認し、騎士甲冑から私服へと戻る。思ったより時間は掛からなかった。これならはやてが眠る前に帰れそうだな。

「ん? 魔力反応・・・。あぁ、ユーノか」

敷地内から出てすぐ懐かしい魔力を感じた。ユーノがこの地に降り立って初の戦闘だな。戦闘を繰り広げているであろう場所の方角へと目をやり、「ま、頑張って負けてくれ」敗北することでなのはと出会えるという運命だ。
必要だからこそ心を鬼にしてユーノを見捨て、私ははやての元へ帰るために、ここまで来た時と同じように屋根を伝って移動。八神宅に到着するまでジュエルシードの覚醒状況を探査。結果はユーノが逃がした奴のみだった。

「ただいま・・・」

合鍵で玄関扉を開けつつ小声で挨拶。リビングに入ると、はやてがソファに座ってテレビを見ていた。時刻はまだ9時50分。はやては基本早寝だが、テレビを見るために時折10時まで起きていることもある。はやての背に向かって改めて「ただいま」と普通の声量で声を掛ける。が、返事はなかった。

「はやて・・・?」

はやての前に回り込んでみて判る、返事が無い理由。はやては完全に「寝ているのか」こっくりこっくりと船を漕いでいた。起こすべきか否か。少し逡巡した結果、起こさずにはやてをベッドまで運ぶことにした。テレビを消してからはやてを横抱きに抱え上げ、はやての部屋のベッドまで運ぶ。

「ん・・ルシル君・・」

「はやて。起きて・・・・寝言?」

名前を呼ばれたから起こしてしまったかと思ったが、はやては変わらず寝息を立てている。そのまま黙ってベッドの上に寝かせると「・・・独りに・・せんで・・・」と、私の後ろ髪を「ぬあ?」グッと掴んできた。はやての手から髪を解放出来たと思えば今度は手を掴まれた。離そうとしてもはやてが愚図る。もしかして起きてるんじゃないか?って思えてしまうほどに
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