ハルトの提案
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3人の前に現れたのはもう1人の血盟騎士団の女性プレイヤー<ナルミ>だった。
しかし、血盟騎士団といってもナルミは半脱退状態になっている。
何故かと言うと、ナルミは主に中層で活動していることが多く、攻略にはあまり参加していないからだ。
だからこそ、ハルトのことを深く知っているのかもしれない。
「3人は坊主さんのお店で何してたの?」
坊主さんとはもちろんエギルのことである。
「それがさ、キリトがS級食材をゲットしたんだ。それをアスナが調理するってわけ」
「ああなるほど、好感度を上げr・・・め・・・ね」
ナルミの口を顔を真っ赤にしたアスナが塞ぐ。
「それはそうと、キリト。お前それどこで調理するつもりだったんだ?」
「・・・・・・ハッ考えてなかった」
どうせこいつの家にはたいした道具もないだろうと思い、3人に提案する。
「それじゃ、今からアスナの家いかないか?」
「「・・・・・・え」」
アスナとキリトが同時に声をあげ驚いている。
俺はアスナに近寄り耳打ちをする。
(キリトにいいとこ見せるチャンスだぞ。どうする。)
すると、アスナは顔を赤くしながらも
「分かった。今からうちに行こう。」
愛しのキリトのために一歩を踏み出すことにした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして、アスナのホームタウンであるセルムブルグに到着した。
「「すげぇ広いな」」
男2人がそんな感想を述べると
「なら、君達もここに引っ越せば?」
そんなアスナの提案に俺たちは
「金が圧倒的足りません。」
「同じく」
と、情けない返答しか出来ないのであった。
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