第三章 聖杯大戦編
第八十二話 『外伝12 お花見(前編)』
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…」
「まぁ子供なんてそんなもんでしょ? 親の思い通りになんてならないわ」
「確かに。うちの子もそうだしね!」
それで二人はお互いに笑い出す。
「それとは別件でだけど、シホさんの言う事が正しければ地球には一番魔術師が大勢生まれる可能性が高いわ。
地球の過去の歴史を紐解いても魔術師の話はいっぱいあるし魔女狩りの話もあるし日本にも魔術関連の呪術師といった話はいっぱい存在するわ。
だからもしかしたらそのうち地球も管理外世界という枠組みから逸脱して管理世界になるかもしれないわね。
今はまだ様子見という感じだけどね」
「そのうち魔導師と魔術師の戦争とかいう最悪のシナリオが生まれないように気をつけなきゃね」
「そうね…そこはシホさん達のこれからの動きに期待かしら?」
「そうね…」
「―――そうじゃの」
「「!?」」
そこにいきなりありえない声が隣から聞こえてきて二人は驚く。
そこにはゼルレッチがいていつの間にか酒の瓶を持ってお酒を飲んでいた。
「ぜ、ゼルレッチさん…!?」
「うむ。シホが世話になっておるの。あの子も主達のおかげでもう幸せを掴んでおるしな」
「は、はい…そうですね」
「そう固くなるな。ここは祝いの席じゃ。だから無礼講で今の儂は孫を可愛がるただの爺じゃ」
「は、はぁ…」
そこにすずかとアリサがやってきてやはりゼルレッチがいることに驚きの声を上げていたりした。
その後、シホがやってきてお酌をしていたり。
それでゼルレッチは楽しそうに皺を深くして笑みを浮かべていた。
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