第三章 聖杯大戦編
第八十二話 『外伝12 お花見(前編)』
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ィとレティは驚きの表情をして、
「お二人共、もう魔術を普通に使えるのですか!?」
「はい。私は前からシホちゃんに習っていたんです」
「あたしは聖杯大戦が過ぎてから少し習い始めました。制御できなきゃ大変だからといって…」
「そう…」
そこでレティは少し真剣な表情になって、
「もしよかったらお二人のこれからの将来、管理局で働いてみない?」
「あ、レティ。そんな勝手に…!」
「いいじゃない。一応魔術回路に反応する魔術式デバイスも順次開発中なんだから。だからもしよかったらだけど、ね?」
そう言ってレティは二人にウィンクをする。
それにアリサは少し考える仕草をして、
「それも一応考えの一つではあります。アサシンがいるおかげでボディガードは万全になりましたから。
それにあたしもなのは達が活躍する光景を近くで見ていたいんです」
「そう。それですずかちゃんは…?」
「私も今は前向きに検討中です。ライダーも手伝ってくれるって言ってくれてるし、それにフィアットちゃんにシホちゃんの奪い合いの勝負で遅れをとって負けたくありませんから!」
「そ、そう…(リンディ、もしかしてすずかちゃんってちょっと百合系…?)」
「(ええ、そうなのよ。フィアットさんと同じでお互いにシホさんを巡ってライバルなのよ。シホさんって女性にも人気だから)」
「(そ、そう…まぁそれは個人の自由だしね)」
「(そうね…)」
それで二人のひそひそ話は一応の幕を閉じた。
「ま、それじゃもし協力したいんだったらなのはちゃん達を経由して知らせてね? 頼りになるから」
「わかりました!」
「はい!」
こうしてすずかとアリサの将来も少しずつ決まってきているというところである。
それからレティはワインを一本開けてしまいすずかとアリサが取ってくると言ってその場を後にしていった。
「うん。明るくてはっきりしてていい子達ね」
「フェイトもなのはさんもシホさんも友達に恵まれているわ。
それにね、少し暮らしてて思ったの。この世界は幼くて未成熟だけどキレイだわ」
「うん。お酒のいい世界に悪い世界はないわね♪」
「ちょっと、マジメに聞いてよ!」
「ふふ…事前に聞いているわよ。今年中に巡航艦の艦長を降りてこっちの世界から本局に通うんでしょ?」
「あら? お耳の早いこと」
「やっぱり、フェイトちゃんのため…?」
「まぁね。フェイトも執務官を目指すって言っているけど中学卒業まではこっちの世界で暮らすのがいいと思うし少し遅くなっちゃったけどなるべく一緒にいてあげたいのよ…」
リンディは寂しそうにそう言った。
「クロノ君の時もそう言っていたもんね。まぁクロノ君の時はあの子がグレアム提督のところに行っちゃっていたからちょっと微妙だったけど
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