SAO編−白百合の刃−
SAO37-六人のユニークスキル使い
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騎士もこれ以上は訊いてはいけない気がしたから話がこれ以上広がることはなかったんだと思う。広げられそうな狙撃者もまったく気にすることもなく興味が持っているのかもわかんないが、追及することはなかった。
そう思うと、この中で一番わからないのは狙撃者ね……。
「あら、皆さんお集まりのようで……」
最後の一人が登場して、選ばれた個性派揃いの六人の女性プレイヤーが集結。
「み、皆さん揃いましたね……」
おとなしくて唯一まともそうな『鋼の騎士』
「女の子だけだと、まるで修学旅行の夜の時間な気分ね」
掴みどころのない、人の心を写そうとする『狙撃者』
「なんだよ、女だけか。ひ弱な男子共よりは増か」
口調など、過去の私に似ている『赤の戦士』
「…………」
クールかつ毒舌、噂の有名人『漆黒』
そして、『白の剣士』をつけられた私と、
「皆さん初めまして、剛腕の剛にお姫様の姫で『剛姫』です。一週間よろしく行きましょう」
一目見てこの人はリーダーシップを発揮しそうな、カリスマ性を持つ印象を与えた―『剛姫』
実力はわからない。そして難易度もわからないなか、私達は一週間共に暮らして協力していかなければならない。
この時は、まだ思いもしなかった。この出来事のおかげで今があるということを、この出来事が未来に繋がるとは思いもしなかった。
ここに――――六人の“ユニークスキル”の使い手が集結した。
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