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SAO編−白百合の刃−
SAO37-六人のユニークスキル使い
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には変わりないので、狙撃者の煽りに赤髪は黙っていられずに怒鳴るよう発した。

「このやろう……舐めたマネしてんじゃねぇぞ! 痛めつけるぞ!」
「あら、舐めても美味しくないわよ?」
「その舐めるじゃねぇぞ! ふざけているのか!?」
「ふざけている? うん、ふざけちゃってる」
「堂々と言ってんじゃねぇぞオラ! ぶっ潰すぞ!」
「誰を?」
「おめぇに言ってんだよ! 一々聞くなよ! 悟れよ!」

 赤髪は狙撃者に掴みかかる。あ、ちょっとヤバいかも。殴り合いになって無法地帯になってしまったらこれからのことで影響が出る。流石に止めないとまずい。

「お、二人さん。お、おおおおちゅついて……ご、ごめんなちゃい!」
「謝るのか、抑えたいのか、噛むのかどれなんだよ!」

 あらまぁ、なんと言うことでしょう。慣れ合いを込まない一匹狼な不良少女がツッコミ役として変わられました。ついでに空気が和らいだ。

「クスッ」
「あ、てめぇ! 笑ってんじゃねぇぞ!」
「アワワワワワワ、ワワ、ワワワワワワです!」
「もはや意味わかんねぇよ!」

 赤髪の彼女は。怯えていた鋼の騎士が自分の印象を変わったことを気にしだしたのか、立ち上がって、右足をテーブルに置いて私達に宣言した。

「てめぇらとはな、ぜっ――――たいに、仲良くならねぇからな!!」

 赤髪がそう宣言してから数分後。

「たく、一々怯えてんじゃねよ。あたしなんかより悪い奴らなんていっぱいいるんだぞ。この狙撃者とか言う奴とかな!」
「あら、鋼の騎士は“赤の戦士”の威圧した声に怯えたんだから、言葉遣いをよくしたほうがいいわよ。本当はきっと可愛いくせに」
「わ、わたしもそう思います。だって、同じ女の子ですから」
「今のオレはアバターだ! 勝手に女だと決めつけてんじゃねぇ!」

すっかり打ち解けて、普通に会話するようになりました。しかも怯えていた鋼の騎士が、ちゃんと喋るようになっている。
敵対というわけではないけど、見下していた相手を結局は心配するあたり、本来は優しいんだろうな。カーソルもグリーンのままだし、性格と釣り合っていないかもね。いや、性格を表しているかのようにオレンジが来ても困るんだけど……。
 それにしても、赤の戦士って“あの赤の戦士”なのかな……まぁ、いいや。興味ないし。

「あと二人かぁ……」
「たく、おっせよなぁ。別の層で暴れまくっているのか?」

 ため息混じりに赤の戦士は口にする。
 会ってもいないし、どんな人なのかは知らないけど、はっきり言える。

「いや、それはないから」
「あるかもしねぇだろ!」
「ねぇよ」

 そんな人が、危険度がある裏層攻略に招待されるとは思えない。人任せにできるほど、裏層の攻略は簡単でないことは耳
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