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俺屍からネギま
バケモノだ!
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「「「がぁーーーーーーーー!!!」」」



鬼の咆吼と共に陣と鶴子は子供達を背に戦闘体制に入った。




「お前らは後ろにいろ!」
陣は子供達を自分の後ろにかくす。


「逃がした方がええんやないか!?」


「いやっこいつ等以外に居ないと言い切れない以上、目の届かないトコに行かせられない。」
逃がした方が良いのではと言う鶴子に対し、陣は他の鬼の出現を考え自分達の後方に控えさせた。
これは即ち、必ず鬼を倒すもしくは追い払う…それまで戦い続ける、不退転の決意を表したのだ。




守るべき者たちの為に…絶対に引かない






「せやな…あいつ等どう思う?」


「召喚はねーな、見張られた感も殺気も感じなかった…違和感は有ったが、これが妖気ってヤツだったんか…。」


「ならたまたまか……まぁウチも妖の類を見るのは、あんま無かったから気ぃつかんかったわ。」

そこまで話すと二人は鬼達に対して気を放出させ殺気を露わにする。


二人は放出させた気を身体の周りに纏っている。

その気の量は年齢に削ぐわず多く…

その気の流れは淀みが無く滑らかであった…



陣だけは………



(あれが鬼…ウチら勝てるんやろか?あんなんにウチも剣が通じるんやろか?…………こわいなぁ。)


鶴子の気の量は陣と差は余り無かったが、気の流れに歪みがあった………

それは恐怖…陣と同じく初めて見た鬼だった……

恐かった、異形の怪物を見て戦えるのは二人だけ……

五歳の少女が剣を握って半年経たずで初めての実戦となるのだ…怖いに決まっている。

少女だけではない、後ろにいる子供達の表情も恐怖に染まっている……。

多くの子供達が震えている…涙ぐんでいる…



しかしそんな彼らの思いと裏腹に一人の男が明るい声を出す。

「どーしたお前ら…怖いのか?あの鬼どもが俺たちを喰うんじゃ無いかって……。」

「あっあんた、そんな事聞かんでも…」

「……ょ…こ…いょ…こわいよ。」

「ぼくもこわいよぉ。」
女の子も男の子もコワイと声に出して何度も訴えた。

陣は鶴子を含めたそんな彼ら一人一人の顔を良く見ていった。


鶴子も子供達も陣の顔を注視していた。


次第に泣いている子や震えている子が落ちついてきていた……


「お前らの前に鬼はいない…鬼の前にお前らはいない………居るのはこの俺だ…。俺が負けない限り鬼はお前らの前には行かない……そして、俺は負けない。」

そこまで言うと陣は言葉をきり、鶴子や子供達の顔を見回す。


「「「「「…………………。」」」」」
先程まで恐怖に縛られていた子供達の顔に
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