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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第七十九話    『聖杯大戦の終焉。そしてこれから…』
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いていき支えていく事を決めているようである。

それからリンディさんの話によると、サーヴァント全員はもちろん、そして私は投影魔術と固有結界はバレなかったものの結局第二魔法、第三魔法の存在がおおやけにバレてしまった。
それではやてと同じく【歩くロストロギア】という不名誉な認定を受けてしまったらしい。
さらに私とアルトリアのユニゾンによる出力が今回の戦いでかなりおおやけになってしまった。
だから緊急事態並みの戦いがない限り上の承認がない以上ユニゾンができないようにユニゾンリミッターを私はかけられる事になってしまった。
…ま、こんなサーヴァント級の戦いなんてそうそうしないんだからその判断は正しいかもしれない。
それに完全に禁止されたわけではないのだからよしとしよう。
アルトリア単騎でも十分強いしね。

そして事後処理として今回黒い孔に巻き込まれて消滅した言峰綺礼に協力したマスターだが、アクア・アトランティークとノア・ホライゾンの二名が死亡した…。
それとまずフィアは操られていただけなので特になにもお咎めはないらしい。
次に三菱彩は管理局の言う事に反省の色も見せず従わなかったらしくそのまま幽閉だということになった。
そしてトーラス・スタリオンも切られた腕の傷が原因で錯乱したらしく何を言っているのか支離滅裂で分からないので精神科にかかりながらも刑務所に入っているとの事。
だが、ミゼ・フローリアンだけは自分の罪を前向きに償っていく想いがあるらしく、保護観察処分でリンディさんの話ではすぐにでられるだろうという話。
彼女には将来的に設立されるだろう魔術事件対策課というものに入ってもらいたい心算らしい。






そして私はというと…。

「シホ。また公園にいきませんか? 歌を聴かせてください」
「そうね。いいわよ、アルトリア」
「奏者の歌声か。聴いてみたいぞ」
「あはは…。あまり持ち上げないでね?」
《シホ、あまり謙遜しないの。私のお下がりだって言うけどシホの歌声はもう十分本物よ。だから自信持っていいよ?》
「イリヤも…。もう…」

それで私は公園で動物達に囲まれながらローレライを口ずさむ。
ネロも私の歌声に感動しているようなのでよかった。
さて、

「大師父はなにをしているのか分からないけど、私達もこれからも頑張っていこうか?」
「そうですね、シホ」
「どこまでも着いていくぞ。奏者よ」
《シホは私達が支えていくからね!》

みんなに支えられていれば私も大丈夫だろう。
そうしてもうすぐ春がやってくる。

















◆◇―――――――――◇◆


…どこか人知れず闇の空間で、一人の少年が黒い孔から吐き出された。
少年は姿こそ裸だ
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