第三章 聖杯大戦編
第七十八話 『英雄王の圧倒的な力』
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て直すのだ! 奏者達に奴を近寄らせるな!」
それでネロ達は仕切り直しのように体勢をそれぞれ立て直す。
「ここは、やっぱり私が本気を出すしかないかしら? シホもシロウも切り札を崩されちゃったから…」
ファニーヴァンプが一歩前に出る。
「あかん! ファニーヴァンプ! 奴は強いんよ!」
「それはわかっているわよ、はやて。でも、やらないわけにもいかないでしょ!! 星の息吹よ…」
ファニーヴァンプが目をつぶって両手を水平に伸ばし宝具、千年城ブリュンスタッドを展開しようとする。
「真祖の本気か…よい。ならば我を圧倒してみせよ」
「そっちが待ってくれるなら私はそれに応えて倍以上の力でお見舞いするわ!!」
そして世界は再び様変わりしてお城の中へと姿を変える。
「本気でいくわ!!」
その空間の中でどこからともなく幾重にも鎖がギルガメッシュを縛ろうと迫る。
だがそれは、
「縛れ、天の鎖よ!」
鎖はギルガメッシュが出した天の鎖によって阻まれた。
「まだまだ! この中でなら私は本気を出せるのよ!」
高速の勢いでファニーヴァンプはギルガメッシュへとせまりその爪でもって何度も切り裂こうとする。
しかしそれでもギルガメッシュは余裕を崩さず腕と爪をなんなく回避し続け、
「どうした? 真祖の本気というのはそんなものなのか…?」
ありふれる魔力でもって移動力を底増しして回避し続ける。
「当たりなさいよ! この金ピカ!!」
「誰がそんなものに当たるか…! さて、どうして―――…」
「―――その慢心が貴様の命取りだ…!」
殺人貴がギルガメッシュの背後に突如として現れ魔眼を解放しナイフを迫らせる。
「志貴! 同時に行くわよ!」
「ああ! アルクェイド!」
爪とナイフ、それが交差してギルガメッシュは左腕を切り裂かれる。
「ぬうっ!?」
それで初めてギルガメッシュはその顔を歪ませる。
「おのれ! 魔眼使い! 我の至高の腕を切り裂くか! その罪、万死に値する!!」
「黙れ! これは戦いだ! だから貴様はここで俺に分割される運命にあるんだ!!」
「今がチャンスだ! 皆の者! 仕掛けるぞ!!」
『おう!!』
全員が声をあげて、
「騎英の手綱!!」
そしてライダーは騎英の手綱を発動して吶喊する。
「突き穿つ死翔の槍!!」
ランサーは対軍宝具の突き穿つ死翔の槍を放った。
「喰らいなさい! 聖王…鉄槌砲!!」
オリヴィエ陛下はその手に七色の光を宿し、聖王鉄槌砲を放ち、
「我が八極に二の打ち要らず―――ふん、はぁっ!!」
李書文は透化させて
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