第三章 聖杯大戦編
第七十八話 『英雄王の圧倒的な力』
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技が放たれるが、ギルガメッシュは生ぬるいとばかりに、
「その程度の攻撃、我には通じん!!」
その対魔力で防ぎ切った。
「ほら。お返しだ!」
そしてオリヴィエ陛下とキャスターに向かって王の財宝を放つ。
それをくらったらオリヴィエ陛下はともかく耐久力の低いキャスターでは消滅も必須だろう。
だから私とネロで前に出てそれらをすべて防ぎ、
「ネロ! 同時に仕掛けるわよ!」
「うむ!」
二人で剣を振り下ろしギルガメッシュに攻撃を与えようと迫る。
だが、ギルガメッシュはその手に乖離剣を出して、それを回転させながら私とネロの剣を防いでしまった。
しかもすでに乖離剣はその回転がとても早くなっていっていて風が吹き荒れすぐにでも宝具を放てるほどに魔力が充填していた。
「これを我から抜かせた褒美だ。受けるがよい! 天地乖離す開闢の星!!」
乖離剣から竜巻が起こりそれが一点に集中されて私たちめがけて放たれてきた。
その射線上には士郎やみんなもいる。ここは耐え切らないといけない!
ならばここが押し切る時!
私はアルトリアと念話で会話をして、
「いこう! アルトリア!!」
『ええ、シホ! 今度こそ打ち勝ちましょう!』
「約束された勝利の剣!!」
黄金の斬撃を迫ってくる天地乖離す開闢の星に向けて放つ。
そしてそれは衝突してすごい衝撃波が余波で発生する。
私とアルトリアの魔力の融合によって高められたエクスカリバーだ。
過去のように打ち負けはしない!
その意気込みで斬撃の威力を魔力を上乗せしてさらに高める。
「ふん…押し比べか。ならばせいぜい耐え切ってみろ! はあぁぁぁーーー!!」
「ッ!?」
突如としてさらに威力を上げた天地乖離す開闢の星によって私のエクスカリバーが押されてきている。
だけど、負けられない!
さらに威力を上げようとしたけど、
『シホ…! このままでは私達の魔力が先に尽きてしまいます!』
「でもっ…! このままじゃ!」
「はははははっ! どうした? その程度なのか?…まぁ、それも仕方がない。今の我は言峰から無限に魔力を送られてきている。だから故に撃ち負ける道理がない!」
「ッ!!」
「さぁ、さっさとくたばるが良い!」
さらに威力が上がりついにエクスカリバーは飲み込まれて私はそのまま天地乖離す開闢の星の直撃を受けてしまい、そのまま吹き飛ばされてしまった。
「うわあぁぁぁーーー!!?」
何度も地面を跳ねていきようやく止まったと思ったらそこにはなのは達が駆け寄ってきていた。
私はなんとか立ち上がろうとするが、
「くっ…!? 腕が…!」
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