第三章 聖杯大戦編
第七十八話 『英雄王の圧倒的な力』
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わね。桜の前例があるけど小聖杯から無限に魔力を受け取ってサーヴァントと同様の力を会得したら厄介極まりないわ…」
「だな。言峰のヤロー。まさかこんな行動に出やがるとは、本当に救いようがない奴だぜ」
ランサーがそう言峰を下す。
「言峰綺礼はもう人間をやめているのかな…?」
フェイトがふとそんな事を言いだす。
言峰綺礼にたいして恐れがあるのだろう、体をわずかに震わせている。
「それに加えて金ピカもいるから強敵になるわね〜」
「そうやね、ファニーヴァンプ。シホちゃんの話に出てきたサーヴァントが黒化して復活して襲い掛かってくる事も想定に入れておいた方がいいと思うんや」
「そうだとしたら…恐ろしいことになるわ。せっかくセイバー以外のサーヴァント達はほとんど悔いもなく消えていったっていうのに操られたら可哀想だわ…」
「そうですね、シホ。私やランスロット、ディルムッドがまた操られてくると思いますと心が張り裂けそうになります…」
アルトリアがそう言う。
「クラウスにはこれ以上苦しんでほしくはありません…」
「オリヴィエさん…」
「ヤガミにもだ。彼女は主はやての写し身も同然だ。だからこれ以上は悲しい姿を見たくないのが本心だ」
守護騎士代表でシグナムがそう言葉を発する。
それで言峰綺礼はやはりもう捕まえるだけでは済まさない事が決定したのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
それからリンディさんが管理局で人員を動かして言峰綺礼の行方を追ってもらったけどなかなか居場所は掴めなかった。
どこにいるのかみんなで話し合ってみても特に案が出てくるわけでもなく、こうしている間にも言峰綺礼は小聖杯と完全に適合してしまう。
急がないと取り返しのつかないことになってしまう…。
そんな時だった。
また冬木市で正体不明の敵が彷徨っていて行方不明者が続発しているという。
それで以前ギルガメッシュが柳洞寺の地下にいたことを思い出し私達は今度は全員で冬木市に向かう事になった。
そしてまた柳洞寺の地下に向かっていく事になった。
そしてそこにはなんと以前はなかった大聖杯が安置されていた。
「…来たようだな。雑種共」
そこにはやはりというべきかギルガメッシュが待ち構えていた。
「もう大聖杯も安定した。言峰も小聖杯をモノにした。よってもう手加減をする理由がなくなった」
「ギルガメッシュ…!」
「ふん。贋作者もいるとはな…。よくぞ我の前にその面を出せたものだ」
「貴様には私の力を見せてやろう」
「はっ、笑わせる。人の身で我に敵うと本気で思っているのか? 身のほど知らずめ、恥を知れ!」
あのギルガメッシュはもしかして私と士郎の固有
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