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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第七十四話    『聖王と覇王の戦場』
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ついさっき思い出した事なんだけど一人、マスターの行方がわかるの。
少し聞き取れなかったんだけどアクアさんとトーラスさんが別れ際に話していたんだ…』

アリシアの聞いた話をすぐにエイミィさんが解析にまわして場所をスキャンしてもらう。

『あったよ。この世界もまた無人の世界で潜むには絶好の場所みたい』

その世界が判明し、私達はまたいくメンバーを選出することになった。
そして行くメンバーは私となのはとはやて、ユーノ。そしてヴォルケンリッターにサーヴァント達。
フィア、必ず助けるわよ。


◆◇―――――――――◇◆


Side トーラス・スタリオン


くっ…! くそくそくそッ!!
この役立たずどもが!!
あちらの手を削ることもできずにすんなりとやられおって!
おまけに私がマスターである事がばれただと!?
このままではまずい…!
これですでにこちらの手札は三体も削られてしまった。
唯一の頼みの綱の言峰綺礼も今は通信に出ない。
これでは私は見捨てられたようなものではないか…!
だが今はまだ私には人質がいる。
そうしてフィアットという少女を見るが、そのサーヴァントが睨んでくる。

「マスターに手を出してみろ。僕はお前を真っ先に殺すだろう。覇王の名にかけて…!」
「くくく…、忘れるな? お前のマスターは今や私の支配下にあるということを」
「…ああ、わかっているとも。仕事はしっかりとこなすさ」
「それでいいんだよ…」

くくく…。サーヴァントというのはつくづくおかしいものだ。
マスターがいなくては現界もできないとは通常の使い魔より燃費が悪いのだからな。
だがその力は確かなことだけはある。
私ではあの戦闘の中に入っていった途端、すぐに殺されるのは目に見えている。
なら裏から操っていくしかないではないか。
そして聖杯に願い無能な最高評議会や管理局を滅ぼして一から私がまた新しい組織を創造し立ち上げてやるさ。

「ははは…!」
「ご機嫌だな、トーラス?」
「キャスターか…。ああ、そうだ。お前も望みを叶えたいならせいぜい私に噛み付かないことだな」
「ふんっ…分かっておるわ。うるさい塵芥め」

キャスターはその場から転移してどこかへと消えていった。
ふっ…令呪がある限りお前の命も私の手の中だということを忘れるなよ? キャスター。
そこにすぐに出ていったキャスターからまた連絡が入り、

『どうやらここを特定されたらしいぞ? さぁ、どうするトーラス? 出るのか?』
「ふっ…愚問だな。返り討ちにしてやれ」
『いいだろう…。まずはやつらを絶望に叩き落としてやるとしよう!』

キャスターはそう言って通信を切る。

「と、いうわけだ。お前にも働いてもらうぞ?」
「わかってい
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