第三章 聖杯大戦編
第七十三話 『二つの因縁の終わり』
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バーサーカー!」
「■■■■■ーーー!!」
バーサーカーは命令を授かりアルトリアの格好をしているシホへと突撃してくる。
「奏者!!」
ガキッ!
ネロがシホの前に出てバーサーカーの持っている武器…鉄筋を剣で受け止める。
そこにキャスターが呪符を構えて仕掛ける。
「炎天よ、走れ!」
その言葉によってバーサーカーの地面から火柱が上がりバーサーカーを焼く。
だがそれは一瞬のことで体を振り回すことですぐに鎮火してしまった。
「私の炎を…!?」
「私が行きます!」
釘をバーサーカーの腕に巻きつけその怪力を発揮してバーサーカーを地面へと叩きつける。
バーサーカーはうめき声を上げるがすぐに立ち上がってきて鎖が巻きついている腕を強引に引っ張り逆にライダーを壁へと叩きつけた。
「ぐっ…! やりますね…!」
「■■■■■ーーー!!」
バーサーカーはライダーにそのまま走り顔をつかみ強引に壁に叩きつける。
それも何度も…!
ライダーは口から吐血する。
「ライダー!!」
ネロが剣を振るいそれでバーサーカーはライダーを離したがライダーは少しばかり消耗した。
すぐにシホが近寄り治癒魔術をかけ回復させている。
「今度は逃しません! 氷天よ!」
違う呪符を構え今度はバーサーカーを氷漬けにする。
そこには一体の氷漬けの像が出来上がるが、すぐにヒビが入ってきて中からバーサーカーは復活し今度の標的をキャスターに絞ろうと走る。
しかしそこにシホが前に出てエクスカリバーを構えてバーサーカーの足を止める。
「四人がかりでこうも圧倒されるなんて…!」
「奏者よ。今行く! さぁ、踊ってもらうぞ! 喝采は万雷の如く!!」
ネロの技がバーサーカーの各所の体に傷を刻む。
それにともなって衝撃が加わり一度バーサーカーは大きく吹き飛ばされる。
「バーサーカー!」
アクアが叫びを上げる。
だがすぐに、
「バーサーカー! 令呪によって命じます。あなたの真の宝具を開放するのです!」
「■■■■■ーーー!!」
バーサーカーが雄叫びを上げ、その体から靄が消え失せ腰に下げられている剣を引き抜く。
これこそバーサーカーの真の宝具。
『騎士は徒手にて死せず』と『己が栄光の為でなく』の二つの宝具を封印することによって発動する剣。
エクスカリバーと起源を同じくする神造兵装、『無毀なる湖光』。
バーサーカーはそれを構える。そして力を溜めてそれを一気に引き抜いた。
それによる衝撃波でアジトの天井が吹き飛ばされ空の光が差し込んでくる。
「空間があけた! チャンスです!!」
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