第三章 聖杯大戦編
第七十三話 『二つの因縁の終わり』
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まだ全快していないランサーが姿を現し、
「マスターの想い、かなり感じるぜ。シホの嬢ちゃん、安心しな。俺は戦わないがマスターだけは守るからよ」
「わかったわ…それじゃこのメンバーでいきましょう!」
それで行くメンバーが決まった。
今回はシホに士郎にフェイトにすずかの四人にサーヴァント達。
「すずか。危ないと思ったらすぐに帰ってくるのよ?」
「うん! お姉ちゃん、少し行ってくるね!」
それで四人とサーヴァント達は転送ポートを通り、かの世界へと向かっていった。
◆◇―――――――――◇◆
そして到着してみるとどうも魔導師達がシホ達が現れたことに関して色々な視線を浴びせてくる。
なかには士郎以外のシホ達を見て「あんな子供が…?」という声が多数聞こえてくる。
それは当然の反応であり、しかしシホ達は気にせずに魔導師達に話しかけた。
「サーヴァント対策で来たものです。状況を教えてもらっていいですか?」
「あ、ああ。今のところは膠着状態を保っている。中にサーチャーを送ってみたがいるのは一人の女性…アクア・アトランティークともう一人、そうだね。
そこにいる君に似ている少女が一緒にいるみたいだ」
「きっとアリシアだ…!」
フェイトはすぐにでも向かいたい気持ちを流行らせ、でもすぐに心を落ち着かせ、
「シホ…いこう!」
「ええ。士郎とすずかもいいわね?」
「ああ」
「うん!」
そしてサーヴァント達を実体化させる。
すると魔導師達は驚きの声を上げている。
やはりサーヴァントを見るのは珍しいらしく色々な表情を伺える。
「ネロ、任したわね?」
「うむ。まかせておけ奏者よ!」
「アルトリアもいつでもできるように…」
「そうですね、シホ」
『ユニゾン・イン!』
シホとアルトリアはユニゾンして聖剣を構えた。
「いきましょう!」
シホ達はアジトの中へと入っていった。
中にいるのは死霊魔術師のアクア・アトランティーク。
そして操られているアリシア。
最後にバーサーカー…ランスロット。
アルトリアとランスロット。
フェイトとアリシア。
今、二つの因縁の幕が開かれる。
全員は中へと進んでいき、そして…
「来たようですね…。ようこそマスターとサーヴァントの皆さん」
アクアは礼儀正しくスカートを摘み挨拶をする。
なるほど…お嬢様というのは本当らしい。
その顔に笑みを浮かべて、
「ですが私の願いのためにあなた達を倒させていただきます…バーサーカー」
「■■■………」
体に黒い靄がかかっているバーサーカーが姿を現した。
『ランスロット…今度こそあなたを救います』
「さぁ、いきましょうか…やってしまいなさい。
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