第三章 聖杯大戦編
第七十一話 『姿を見せる英雄王。真祖の本気』
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ぞれの場所を巡っていき最後に到着したのが、
「ここが柳洞寺。大聖杯が地下に収められていた地よ」
「ここが…」
「確か、こっち側に地下への入口があったと思うけど…」
それで私とアルトリアが先頭になって入口を探した。
そしてすぐに見つけることができた。
一応用心しながらも中へと進んでいくと鍾乳洞が続く道へと繋がり奥へ奥へと進んでいく。
なにもなければそれでいいし、なにかあったらそれこそ覚悟を決めないといけない。
そして奥底へとたどり着くとなにやら光っているように見える。
「なにか光ってる…」
「ちょっと待って。調べてみるわ」
私は目に強化をかけて奥底まで見回してみた。
するとそこには一人の男が立っていた。
まさにそいつこそ…!
「あいつは、ギルガメッシュ!?」
『え!?』
私が叫ぶと男はこちらへと振り向き、
「ほう…こんな場所までご苦労なことだな」
ギルガメッシュもこちらに気づいたようでその姿を黄金の鎧へと変える。
「よくぞ来た。雑種ども…!」
そこでアルトリアとネロ、ランサーとファニーヴァンプが実体化して構える。
「我と戦うというのか? 身の程知らず共め…。
しかし残念だったな。貴様達はここに大聖杯があると思い来たのだろうがそれはない。
大聖杯はいまや我の宝物庫の中なのだからな!」
「そんな事はどうだっていいのよ! 金ピカ! あんたを殺すわ!」
「ほう…もしや真祖か。あの時殺してやったというのにまた殺されに来るとは…」
「今度はそう簡単には殺されないわよ!」
ファニーヴァンプが爪を硬質化させて戦闘態勢に移行する。
「おいおい…。この人数差でその余裕、慢心はいけ好かねぇな…? 金ピカ?」
「慢心せずして何が王よ。それより貴様はランサーか…」
「英雄王…あなたを倒します」
「騎士王もいるとはなかなか面白い構成メンバーだな。どれ、では一つ相手になってやるとするか。王の財宝…」
ギルガメッシュが王の財宝を展開してそこから数多の宝具の原典が顔をのぞかせる。
しかし、そこにいきなりアサシンと三菱彩が転移して現れる。
「…む? 雑種、貴様なんの真似だ?」
「おいおい王様? まだあなたが出しゃばるのは早いのではないですか?」
「王の戦いを邪魔立てするとは不敬だぞ? そのふざけた笑みを引き裂かれたいか?」
「怖い怖い…。しかし今はまだ王様は力を蓄えておいたほうがいいですよ。代わりの相手は僕とアサシンが務めますので…」
「ふん…。誰からの命令だ…? もしや言峰からか?」
「王様のご考えの通りの人物ですよ」
「くっ…いいだろう。雑種、我はもうここには用はない。よって見事に散るがよい」
そう言ってギルガメッシュは
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