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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第七十一話    『姿を見せる英雄王。真祖の本気』
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が聖杯をそう判断する。

「そしてもう滅びた世界は言峰綺礼の望むままに聖杯が願いを叶えたことによって滅びたって話だからな。まったく嫌になるな」
「そうね。ヴィータ」
「その世界の士郎は敗れてしまったという…言峰綺礼は許されないな」

リインフォースがそう言う。
やっぱり好きな人が違う世界とはいえ殺されればそう思うか。
それでもうここには用はないということで次の場所に向かうことにした。
次に向かったのはアインツベルン城があった郊外の森だ。
でも、そこにはバリケードが貼られていて中に入っていってもなにもないらしい。
とりあえずここはハズレか。
そして次に移動しようとした時に、

「シホ。シホの暮らしていた家ってあるのかな?」
「衛宮の家か。でも、もともと切嗣が聖杯戦争の拠点用に買った家だから誰も暮らしていないんじゃないかな?」
「別にええやん。一回いってみよか?」
「そう?」

それで急遽私達は武家屋敷を目指すことになった。
そして到着してみるとそこにはなんと表札に衛宮とくっきりと名前が書かれていた。

「まさか、ね…」

私が少し不安に思った。
もしかしてここには切嗣が暮らしているのだろうか?
それで数分そこで留まっていると中から二人の子供が飛び出してきた。

「シロウー。待ちなさい!」
「イリ姉。早くいこうぜ…!」

どうみてもその人物達は過去の私にイリヤだった。
それで思わず私は物陰に隠れてしまった。
二人は気にすることもなくどこかへといってしまった。
それで私は物陰から顔を出しながら、

「衝撃の光景を見た気分だわ…」
「そやね…」
「うん…」
「確かにな…」
「ああ…」
「あれはどうみてもシホちゃんというかイリヤちゃんなのかしら…?」
「士郎に似ていたな…」
「シホだな。ありゃ…」
「どうみてもイリヤスフィールだったですね」
「まるで奏者だな」
「第五次聖杯戦争時の士郎を小さくすればああなるな」
「この世界ではシロウはまだ子供なのね」

まず私から発言して、はやて、フェイト、ヴィータ、シグナム、シャマル、リインフォース、アルフ、アルトリア、ネロ、ランサー、ファニーヴァンプの順に話す。
それで私達はもしかしたら中に切嗣がいるかもしれないけど鉢合わせしてしまったら色々とまずいだろうと判断しその場をすぐに後にした。
それにしてもこの世界にはアインツベルンは存在しているか分からないけど少なくともイリヤがいるんだからその母親のアイリスフィールさんもいるのだろう。
魔術の世界にシルビアさんが転移してアインツベルンの家系が生まれたんだからもしかしたら苗字も違うのかもしれないわね。
そんなことを思いながら先を歩いていく。
そして本来の目的通り冬木教会や他にもそれ
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