第三章 聖杯大戦編
第七十一話 『姿を見せる英雄王。真祖の本気』
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ー》の力の一端なのでしょうね。
魂を操る行為は死者の冒涜に他なりませんから。
そして彼女は何度も色々な世界の民族などの集落に行って情報を集めていたと捜査でわかっています。そして…」
「会得したのでしょうね…体に魂を留めておきさらに支配する呪法を」
「そしてアリシアさんを操っているという事になります。ひどい話ですね…」
「アリシア…」
それでシホとリンディの話は一旦終了する。
そこになのはが、
「魔術って、怖いものなんですね…」
「なのは…でもね」
「うん。わかっているよ、シホちゃん。ちゃんと平和的に使用すれば魔術も安全なものだということは…。
だから悪い使い方をしている魔術師さんは捕まえなきゃいけないんだよね?」
「その通りよ。それに魔術はこれ以外にも殺傷性の高いもの、陰湿なもの、人の命を媒体にするものなど千差万別。
だからそんな事件が起こらないようにしっかりと取り締まらなきゃいけないのよ」
「それは前の世界でシホと士郎さんが実践していたことだよね?」
フェイトが二人にそう聞く。
「ええ。私と士郎は魔術による違法な事件を解決するために動いていたわ。
でも魔術協会は人の命は二の次で実験第一な集団だったから魔術の秘匿のために逆に私達を捕らえようとした…」
「そんな世界になってほしくないね。この世界は…」
「そうね…。っと、そうです。話を戻しますね。そのバーサーカーが現れた場所は今はどうなっているんですか?」
「はい。捜査員がバリケードを張って厳重に封鎖して調べが行われています」
「近くにアジトがあるとかそんな情報ではないんですか…?」
「残念ながら…」
「そうですか。でもこれであと判明していないマスターはキャスターのマスターだけね」
「それなんやけど…」
そこではやてが声を上げる。
「そのマスターな。おそらく男性だと思うんよ」
「どうしてそう思うの…?」
「ほら。シホちゃん達も覚えているやろ? ある時に私の髪が数本誰かに抜かれてしもうた事が…」
「ああ。あの時ね。…あ、そうか。はやての髪を触媒にして英霊ヤガミを召喚した、と考えれば辻褄が合うわね」
「あのすぐに消えちまった奴か! はやての髪をいきなり抜いていったからな。ただじゃおかねーな」
ヴィータが思い出したのか怒りの表情をする。
しかしそこでシグナムが神妙な顔つきになり、
「英霊ヤガミ、か…主はやての写し身といってもいいキャスターは本当に倒していいものなのだろうか」
「そこは確かに色々と救いたいという気持ちもわくのはわかるわ。
でもね、シグナム。一度『座』に招かれてしまったらもう手の施しようがないのよ。
それにキャスター自身は世界の破壊を聖杯に望んでいる。だから野放しにしておけないわ」
「そう、だな。理屈
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