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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第七十話      『マスターとサーヴァント達の安らぎの時間』
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そうだよ。ランサー」
「そうか。ま、金ピカを倒すのは俺達サーヴァントに任せておけ」
「うん。お願いね」
「おうよ。それよりもマスターは今は姉ちゃんを助けることを専念したほうがいいぜ?」
「うん。アリシアは必ず助ける…! 魂も操られているなんて可哀想だから絶対に開放する!」
「その意気だ。俺も今回はまともなマスターに巡りあったもんだぜ」

そういえばランサーの前のマスターは言峰綺礼に騙し討にあってマスターを替えられたんだっけ。

「ランサーは、どういう理由で聖杯戦争に参加したの?」

気になったので聞いてみた。

「…そうだな。ま、他の奴らは色々あるな。例えば祖国の復興とか良妻になりたいとか二度目の生を行きたいとかな。
でも俺のはもっと単純な理由だぜ?」
「どんな…?」
「強い奴との死闘を繰り広げたい。それが俺の聖杯戦争に参加する理由だ」
「そんなことでいいの?」
「おう。それに今回は敵に俺のトップスピードについてこれる奴がいるからな。血が滾ってくるぜ!」

ランサーの参加理由に呆気にとられながらも、でも心の赴くままに戦えるランサーの姿に少しあこがれを持ったかもしれない。

「ランサー。もし、もしもだよ…? この戦いが終わったら役目を終えてすぐに消えたりしないよね?」
「あん?…まぁ、マスターが俺に残って欲しいと望むなら俺は残ってもいいぜ?」
「うん。それじゃもし生き残れたらアルフとランサーの三人で頑張っていこう!」
「そいつはいいねぇ。しかし皮算用はまだ早いぜ? まずは目の前の敵を打倒してからその件は考えていこうぜ」
「うん!」
「それじゃ食事にしましょうか」

リンディ提督が食事を用意してくれたので私達はそれを食べた。
エイミィもクロノも非常事態の時のためにあまり寝ないで待機しているから、アリシアも助けて早くこの戦いを終わらせて未来を考えていこうと思いました。


◆◇―――――――――◇◆


Side 月村すずか


私は今ライダーとお話をしていた。
内容はやっぱり夜の一族について。
それを最初聞いたライダーはやっぱりといった表情になり、

「それで私はスズカに呼ばれたのですね」
「うん…。いつかこの事はシホちゃん以外のみんなにも話そうと思っているの。
勇気がいることだけど、シホちゃんのおかげで私はこの力と向き合っていこうという気持ちになったの」
「そうですか…。やはり姿は変わってもシロウ…いえ、シホは優しいですね」
「うん…。私の好きな人なの」

それで思わず私はライダーに私の気持ちを教えた。
どう思われるだろうか? やっぱり変に思われてしまうのだろうか。
不安です。

「いいではないですか。スズカの気持ちの赴くままに行動したらいいと思います。そ
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