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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第六十九話    『幕間 ランサーとバーサーカーのマスター』
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れて私は頭にきた。

「この子が私のお友達だもん! ね?」
「…※※※…その子は喋らないんだよ?」
「喋るもん!」

私は何度もお人形さんに話しかけました。
でもその時はお人形さんはなにも答えてくれませんでした。

「どうして…」
「※※※…お前はどこか疲れているんだよ。今は休みなさい」
「はい。お父様…」

それで私は部屋に戻りどうして話してくれないのかを聞いてみた。
すると今度はちゃんと答えてくれて、

「※※※、今は僕の声は君だけにしか届かないんだよ? 君がもっと力を行使できれば他のみんなにも聞こえるようになるよ」
「ほんとう…?」
「そうだとも。だから頑張ろう?」
「うん!」

それから私はお人形さんに習うようになり力を開花させていった。
ある時にはお人形さんを他のみんなの前で喋らせたり、ある時はお人形さんを空中に浮かせたり、またある時は、と…使える術を増やしていった。
最初、学校のみんなは興味深そうに見てきてそれで友達ができた。
でもそれは本当に最初だけ…。みんなは気味悪がって私から離れていった。
学校でもいじめを受けるようになり、なんでいじめられるのかも分からずとうとうある時お人形さんがズタズタに切り裂かれて学校の裏に捨てられていました。

「どうして、こんな事をするの…?」

私は泣きました。
なんで私の友達であるお人形さんがこんな目に遭わなければいけないのか。
でもお人形さんはそれでもまだ私に話しかけてきて、

「…泣かないで※※※。君の能力は素晴らしいものだよ…。だって、本当は死んでいた僕を人形に宿らせてくれたんだから…」
「え? 死んだって…?」
「僕はいわゆる幽霊って奴だよ。君の周りを見回してみなよ」

私は周りを見回してみました。
するとどうだろう。
今まで見えなかったのに今はたくさんのふわふわしたものが見える。

「君は、幽霊である僕達を操れる力を持っているんだよ?」
「操れる…?」
「だけど、僕はもう君といっぱい遊べたから悔いはないよ。だから、さよなら。※※※…」

そうしてお人形さんは今度こそ喋らなくなりました。
私はその晩はすごく泣きました。
でも、泣いてばかりではいけないと思った。
それから私は特訓した。
様々な幽霊の魂を操って人形に宿らせる事を何度もやったし、死んだ人の魂をその人の体に戻してあげたりした。
でも元の体に魂を戻しても所詮は一時しのぎなだけ。
少しは生き返ることができても一日くらい経ったらその人はまた死んでしまった。

「どうしてすぐに死んじゃうんだろう…?」

それからまた私は独学で勉強しました。
そう言った書物はないかと書斎をあさったり、なかったら他の次元世界までいってそう言った書物はないかを探し
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