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【完結】剣製の魔法少女戦記
第三章 聖杯大戦編
第六十六話    『暗殺者の死闘』
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て色々と話し合っている。
全員が全員、念話で話をしているので教室で普段話している五人があまり話していない光景に他の生徒達は不思議そうに見ているのだった。
そして何事もなく学校は終わり五人は帰り道を歩いている時だった。

「やぁ、お嬢さん方。ご機嫌麗しく…」

そこにはメガネをかけた長身の優男がいてニコニコと笑顔を振りまいてきていた。
だがその笑顔はすぐに陰険なものだと五人はすぐに感じ取って一歩後ずさる。

「…誰ですか?」
「僕の名は『三菱彩(ミツビシ・サイ)』。君達を殺しに来たものだよ」

三菱彩と名乗った男はその手にナイフを構えると疾駆してきた。
狙いはアリサだった。
だがすぐにアサシンが姿を現しそのナイフを弾くようにして防ぐ、が。

「む…? 破壊するつもりで振るったのだが、躱されたか?」
「あ、ありがと。アサシン…」
「いや、何も言うな。しかし解せんな…。その右手の令呪を見る限りマスターということだろうが真正面からかかってくるとは…阿呆かそれとも、やり手か…?」

アサシンがそう殺気をだし彩に話を振るがそれでも笑顔を消さずにナイフを舐めて、

「ただ僕は君達が切り刻まれる光景を見たいだけなのさ。お分かり…?」
「わかんないわよ! この変態!!」
「特に金色の髪のお二人さんは両手足を刻んで飾ったらさぞ映るだろうね!」
「「ひっ!!」」

それでフェイトとアリサは小さい悲鳴を上げる。
シホが前に出て、

「あんまりこの子達を怖がらせないでくれる? この変質者」
「…君、いいねー、その強気な顔。実に君の心の底から泣き叫んで歪んだ表情を見てみたい!」
「…性格歪んでいるわね。汚物消去として撤去しても許されるかしら?っていうか颯爽と警察に捕まりなさい。あんたみたいな奴は刑務所の方がお似合いよ」
「ダメだね、あんな場所。ブサイクな奴らしかきっといないんだろう? だから僕の欲求は収めることは決してないと断言できるよ」
「なら自殺したらどう? あんたならきっと地獄の閻魔様がきつく折檻してくれるでしょうね?」
「それもなかなか魅力的な提案だねぇ…」
「まさか、これに乗ってくるとは…。強敵ね」
「シホ、話がずれてるよ?」
「そうね…」

フェイトの言葉で正常に戻るシホ。

「さて、それじゃさっさとやられてください。みんないくわよ!」
『待ってました! 結界を展開するよ!』

シホ達は全員サーヴァントを実体化させる。
そして事前にフェイトから通信を受けていたエイミィからの通信で結界が構築される。

「ふふふ…面白くなってきたね。それじゃいきますとしましょうか。アサシン!」

彩の背後に一昨日に姿を見せた目に白い布を巻いているボロボロの黒い外套を羽織っている男が出現した。

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