12部分:第三幕その二
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馬鹿な、それだけでは」
「そして神の御加護も」
「神だと!?まさか」
「ふふふ、私もまたイシュタルと交わったのですよ」
巫女長との交わりを今述べた。
「そして神にも認められました」
「それにより私の座を奪うというのか」
「自身の力と神の加護、そして皆の支持」
アビガイッレは今やそれ等を全て握っていた。
「最早必要なものは何もありません」
「いや、まだだ」
それでもナブッコは言う。
「御前には血筋の他にもまだ持っていないものがある」
「ほう」
アビガイッレはその言葉を王座を追われた老人の遠吠えにしか見ていなかった。
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