11部分:第三幕その一
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てしまっていた。やはり王であった者だ。それをむげにはできなかったのである。
彼等が戸惑っているところにアビガイッレが言った。有無を言わせぬ声であった。
「よい」
「女王よ」
「今何と」
「聞こえなかったのか。よいと言ったのだ」
アビガイッレはそう述べた。
「そしてだ」
「はい」
「下がれ」
全ての者達に対して言った。
「よいな、下がれ」
「は、はい」
「それでは」
王の命令は絶対である。聞かぬわけにはいかなかった。それを受けてナブッコ以外の全ての者が立ち去った。後にはアビガイッレとナブッコだけが残った。
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