第1話:最高で最悪の始まり
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俺は第8代目海月相談所の当主、海月 雪羅だ。
毎日のように探し物や探し人、恋愛相談…etc.
いろんな人からたくさんの依頼を日々受けている。まぁ…俺が解決したのは数件でほとんど親父が片付けてるんだけどな…
ん?今相談所って聞いただけでだせぇとか思ったか?
うちの相談所なめんなよ…?
アメリカの大頭領とか普通にこの前来てたかんな?俺サインもらったかんな?
多分この前景気安定し始めたの俺の親父のおかげだからな?
とまぁそれはさておき…今日も一日うちの看板(?)に泥を塗らないようにはりきっていくぜ!
「そんなところで1人でガッツポーズしてたら恥ずかしいですよ…?」
「なっ…うるさいな!別にいいだろ!」
「まぁ構いませんけど…しっかり頼みますよ?」
「わぁってるよ!」
ちょっと憎たらしい物言いのこの男は朝倉 椎名(あさくら しいな)
俺の親父の代からうちの当主の側近をしている
自称忍者(?)とゆう痛々しい称号を持っている…らしい…俺もよくは知らん!
「でもいまだに信じられねぇなー…だってお前…天然じゃん…」
「…は?」
「ナンデモナイヨー」
「…そうですか」
くそっ…なんだあの顔あの声…初めて見たから本気でビビったわ…怒らせたらヤバい奴かこいつ…
こんな感じのやりとりをしていたとき…
…カランカラン………
入り口のドアにつけている鈴が鳴った。
「あっ…いらっしゃいませ!相談者の方ですか?」
「あ…はい…」
なんだかごく普通の白人男性だ…
ホッとしたような…少し残念なような…
「こちらにお座りください。」
椎名が礼儀正しく席を勧めた。
男性が座ったところで俺はいつも通りお客様に質問した。
「それでは…お名前と相談の内容を聞かせてもらえますか?」
「あ、はい…名前はサタン=シェリル=ラギンクロスと申します。」
「えと…名前は…サタ……ん?…サタン…?ってまさか…」
「はい!職業は魔王です!」
ーーこうして俺の新しい非日常は始まったーー
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