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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 一〜四章
四章 モンバーバラの兄弟
4-05意外に義理堅い

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 裏庭の、父の墓回りを掃除し、墓前で語りかける。

「……父さん。随分時間がかかったけど、やっと手掛かりを見つけたんだ。必ず、(かたき)を討って見せるから……。」
「親父。恩知らずのあの野郎は、オレたちが地獄に叩き落してやるからよ。天国でお袋と、見守っててくれよな」


 荒れた家では休めないので、村の簡素な宿に向かう。
 途中、出会った老人と、言葉を交わす。

「全く、憎きはバルザックじゃ!初めから、エドガンの発明を盗む気で、弟子になったのじゃろう。」
「あの野郎の考えそうなことだな。仇は討つ。見てろよ、爺さん」
「うむ!ところでこれは、秘密じゃがな……。」
「お、なんだなんだ?」
「オーリンは、この村の西の洞窟に身を潜めているらしいぞ。」
「オーリンさんが?」
「オーリンなら、バルザックの居所を知っているかも知れんのう。」
「そうですね……」
「それとこれは噂じゃがな」
「まだなんかあんのかよ」
「エドガンは結局、金を作れなかったらしい。しかしその代わり、どえらい発見をしたそうじゃ。進化(しんか)秘法(ひほう)とか言うとったのう。」
「進化の、秘法……。」
「爺さん、色々知りすぎだろ」
「役に立てればと思うての。気を付けておったんじゃ。」
「……すまねえな。恩に着るぜ」
「……ありがとう、ございます」
「なんの、なんの。」


 宿の主人は快く迎えてくれた。

「エドガンさんの息子さんだね!この村のあんたたちから、お金をもらうわけにはいかねえ。ただでいいよ。休んでいきな。」
「すまねえ。世話になるぜ」
「助かります。ありがとうございます」

 宿には先客の、旅の戦士がいた。
 彼の聞いた噂によれば、キングレオの新しい王は、悪魔に魂を売ったらしい。

「キングレオは、ますますくさいな。で、オーリンは西の洞窟か。どうする?キングレオに行く前に、寄るか」
「キングレオに何かあると決まったわけじゃないし、何か知ってるかもしれない。先にオーリンさんに会いに行こう」
「そうすっか。全く、爺さんに足を向けて寝れねえな。家はどっちだ」


 翌日、村を発ち、西の洞窟に向かう。
 洞窟の中には商人風の男がおり、気さくに声をかけてくる。

「あんたたちもこの洞窟に、静寂(せいじゃく)(たま)を探しに来たんだね?」
「静寂の玉?なんだそりゃ」
「でも諦めたほうがいいよ。」
「話を聞かねえおっさんだな」
「私も、モンバーバラからやって来たのだが。」
「聞いてねえ」
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