フェアリーダンス〜エピローグ〜
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時に答える。
「「天然」」
「ひどっ!私のどこが天然なのよ!ゲツガ君もそう思うでしょ!?」
「いや、こればかりは俺も否定できない」
「み、味方がいないよ〜」
そんなユキを見ながら頬を緩める。そして優は窓から明日奈と和人の姿を見て改めて本当の現実があることを実感する。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「おい、優、お前ちょっとこれ作っててくれ!」
「わかった!」
学校が終わり、いつもどうりに優はエギルの喫茶店兼バーで料理を作っていた。もちろん、こっちに住むようになってからはなるべくあちらに負担をかけまいとエギルに頼んでバイトをさせてもらっている。
「しっかし、ホントお前って器用だよな。見かけによらず、俺より作るのうまいんじゃねぇか?」
「見かけによらずは余計だ。まあ、小さい頃からやってるからそれなりにな」
そしてできたものは皿に綺麗に盛り付ける。
「よし、できた」
「おーい、優。ちょっと買い物行ってきてくれ。ジュース買うの忘れてたわ」
「おい、未成年がいることぐらいわかってただろ」
優は肩を落としながら言うとすぐに外に戸口を開ける。
「俺が買ってくるから、何がいるんだ?」
「とりあえず、コーラとかてきとうに何本か買ってきておいてくれ。ついでに、もう始まるから店の入り口から入れよ」
「了解」
優は近くのスーパーにてきとうなジュースを買いに行くことになった。スーパーで色々と仕入れると優はスーパーを出る。
ゆっくりと帰る途中、明日奈、和人、直葉、ユキの四人とあった。
「あ、ゲツガ君」
ユキが手を振りながら近づいてくる。
「おう、ユキ。和人たちも」
「よ、相変わらず、バイトか?」
「ああ。ちょっと買出しに」
そして、優も和人たちとともにエギルの喫茶店に向かい始める。
「ねぇ、ゲツガ君は何でバイトしてるの?」
明日奈が聞いてくるので答える。
「まあ、一応こっちに戻ってきて実家のほうに迷惑をかけるのはやめときたいからさ。エギルに頼んでバイトさせてもらってる」
「へー、なんかどこかの誰かとは大違い」
明日奈は和人を見ながら言う。
「別に、こいつは仕方ないんだから俺は関係ないだろ」
と軽い会話をしながら歩いていく。数分後にはエギルの喫茶店に着く。和人を先頭にドアを開ける。中にはもうすでに全員が揃っていた。
「おいおい、俺らは遅刻してないぞ」
和人が言うとリズが近づいてきて言った。
「へっへ、主役は最後に登場するもんですからね。あんた達にはちょっと遅い時間を伝えておいたのよ。て、言ってももう一人の主役は今日はバイトがあると言う理由で
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