フェアリーダンス~エピローグ~
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食べに来たんだけど、正直席が結構埋まってるみたいだから売店で何か買って帰ろうって話しになった時にちょうど優が通ったから」
「ふーん」
「ゲツガ、席開いてないか?お前の近く。もしくは女子の近く」
「開いてないし。つうかお前は本能丸出しだな、エン」
「チクショウ、まあいいや。今日のオフ会。お前も来るんだろ?」
「ああ、お前らも来るんだよな?」
「もちろん!美女目当てに!」
「大丈夫、こいつがセクハラしそうになったら俺が止めるから」
ハルはそう言ってエンの頭に拳を落としていた。エンは頭を痛そうに摩りながら、またなと言って去っていった。優はとりあえず紙パックのものを買い、急いで席に戻る。席に戻るとリズとシリカとユキが窓から外を見ていた。
「なに見てるんだ?」
「ん、あ、お帰り、ゲツガ君。なんかちょうどキリト君とアスナがいちゃいちゃしてるからそれを見てたの」
「あ、キリトの奴、学校の中であんなに近づいて……」
「リズさんが一ヶ月休戦協定なんて結ぶのが悪いんですよ」
「おいおい。つうか、俺はこっちでは優な。そっちのほうが言いやすいだろ?」
ゲツガはあきれながら紙パックジュースをそれぞれの席の前において弁当を開ける。そしてようやくリズとシリカも窓に向けていた視線を戻した。
「まあ、今日は夜があれだからサンドウィッチにしてみた。中身は野菜とハムに卵、カツもある。デザートは林檎だ」
「相変わらず器用ね。アンタがあっちでも料理ができて、こっちでも料理できるってなんか便利ね。一家に一台ほしいわね」
「どういう意味だよ」
「でもホントにすごいですね。器用ですし、こんなに美味しく作れるなんて」
「うん、本当に良いお嫁さんになれるよ」
「ユキ、誰が良いお嫁だ。俺は男だからな」
と、いつもと同じように会話をしながら昼食を済ませるとリズが言った。
「で、ユキもゲツガもあんたらも今日のオフ会には参加するんでしょ?」
「ああ、ついでに優な。もういいや、言いたいほうで言え。俺はエギルが用意するのが間に合うかわからないからシフト入ってるぞ」
「そうなの、あーあ、アンタとキリトには遅い時間に来てもらう予定だったのに。ま、いいわ。キリトだけに伝えとくけど、一応アンタも入ってるんだからね」
「わかったよ、まあ、そこんとこはエギルが調整してくれるだろ。まあ、キリトはスグを呼ぶから遅れるだろうし」
「直葉ちゃんもいるから私楽しみです」
「やっぱり、同じ妹だから?」
リズがそう聞くとシリカは頬をひくつかせた後に言った。
「そういう、リズさんこそすっかりお姉さんですよ」
「じゃあさ、私は?」
ユキがそう聞くと二人とも同
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