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ユーノに憑依しました
彼女達が目覚めました
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ないそうよ、凄いお金掛かるんだから」
「え!? 高いのコレ!?」
「安いのもあるでしょうけど、感覚的には銃みたいなものよ、魔法使いのお巡りさんはみんな持ってるみたいだけど」


 銃って、そんなに危ない物だったのこれ!?


「ちょっと脱線したけど、ユーノ君の話だと三人に渡したデバイスは向こうでも最新式の技術らしいから、豪邸の二件や三件買えるんじゃないかしら?」
「……どうしよう!? 返さなきゃ!?」
「落ち着きなさい、もう貰っちゃったんだから返さなくていいわよ、ユーノ君も返却は受け付けないだろうし、すずか専用に調整してある筈だから他の人には使いない筈よ」
「うう、でも……」
「要らないなら壊すしかないわよ? 他の人に渡したら危険なんだから」
「……壊すくらいなら持ってた方が良いかな」
「そうしなさい、元々あんな事がまたあっても乗り越えられるように貰ったんでしょ?」
「……うん」

「さて、難しい話はコレくらいにして、ちょっと遊びましょうか」
「遊ぶって?」
「折角の仮想空間なんだから少しくらい遊ばなきゃ損でしょ、わたしとなのはでチームに分かれて対戦しましょう」
「え? でも、飛んだ事はあるけど攻撃魔法なんて習ってないよ!?」
「なのははレイジングハートから習ってるでしょ?」
「うん……まだ練習中だけど」
「なら充分ね、なのははアリサを、わたしはすずかを守りながら戦うわ」
「それって、あたしとすずかが上手く逃げなきゃいけないって事!?」
「そうよ、直線と誘導弾があるから、当たらないように気をつけてね」


 はやてが人差し指をあたしとなのはに向けると黒いテニスボールの様な物が三つ現れた。


「本気でやら無いと痛い目見るわよ?」


 はやてから撃ち出されたテニスボールがあたしとなのはの顔を掠って飛んで行った。


「ええーっ!? 早いよー!?」
「ちょっと!? 洒落になんないわよ!?」
「ほらほら、早く逃げるなり攻撃するなりしないと、当てちゃうわよ?」
「はやてちゃん、手加減してあげてー」
「誘導弾にも気を付けてねー?」

「キャー、どこ攻撃してるのよーっ!!」
「あはっはは、次はもっと派手なの行くわよー!」
「やめてー!?」
「なのはっ!! アンタも攻撃しなさい!! やり返せっ!」
「えー!? はやてちゃん早くて狙えないよー!?」
「すずかを狙いなさいよ!! すずかに当たれば勝ちなんだから!」

「え、でも」
「うひゃああ、早く撃ちなさい!」
「う、うん」


 レイジングハートが輝きだして杖の形になった。


「何それ!? かっこいい!!」
「なのはちゃん、すごーい」
「すずか、じっとしてなさい」

「ディバイン」
《バスター》
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