犯罪と違法な魔導師
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れる。だが…それだけだ。俺は剣に魔力をコーティングさせて思い切り振る。魔力を帯びた衝撃波が魔力弾を掻き消す。
「断空…射撃魔法にうって付けの技だ。」
単なる衝撃波だがな、と付け加えると魔力を帯びた指先で剣の腹を撫でる。撫でられた場所から剣が光だしていく。アレッサは何が起こったかわからないかの様に呆然としていた。
「…終幕だ。最後にもう一度言う。お前の罪を数えろ!」
「っ!煩い煩い!殺してやる!殺してやる!」
思い出したかの様にわめき出すアレッサは、構成も何も滅茶苦茶な魔法を放つ。どうやら集束も何もない、単なる魔力衝撃波の様だ。
バルディオンがカードリッジを三発ロードする。は剣を片手で高く持ち上げると、思い切り地面に降り下ろした。
『ドライブ!』
「ピンポイント…ブラスター!」
巨大な魔力の剣圧が衝撃波を切り裂きアレッサに命中する。アレッサは衝撃で吹き飛び、壁にめり込んで気絶した。それと同時に結界が無くなる。
「…コイツが普通の魔導師だったらヤバかったな。」
『そうですね…』
バルディオンがブラスターモードを解除し首飾りに戻る。SS-の魔力で砲撃されたらたまったもんじゃない。腹に三発貰っちまったしな…
俺は気絶したアレッサを収容してもらうために、フェイトの携帯に電話をかけフェイトが到着するまでに自分に回復魔法をかけていた。
「暁、大丈夫!?」
「おう、無事だから落ち着けフェイト。」
十分後、駆け付けたフェイトによって捕縛されたアレッサは、管理局へと転送させられた。
「何で私を呼んでくれなかったの!暁は局員じゃ無いんだから…」
「はいはい、悪かったよ。」
「罰として…今度遊園地に着いてきて…?」
「はいは…い?」
何を言われたのか理解できないまま話が進められていく。そうして今週末、フェイトと遊園地に行くことになりました。
「じゃあ、私は行くね?」
「お、おう、御仕事お疲れさん。」
片手を振り見送る。フェイトも手を振り駆けていった。何がどうしてこうなった…。
その後買い物も済ませ帰宅して漫画を読む。今日はディアーチェの当番だし、ゆっくり出来る…。
宿題も済ませ夕飯の時間にリビングに集まる。
「アキラ、何難しい顔してるの?」
「ん?別に何でもねぇよ。」
夕飯を食べていると、レヴィから指摘を受ける。いけねぇいけねぇ、顔に出てたみたいだ。
俺はレヴィの頭を撫でると、気取られないようにはぐらかした。
暫くすると携帯の着信音が鳴る。どうやらメールが来たみたいだ。
「ん、アキラ。フェイトから。」
「お、おう……」
携帯はレヴィの近くにあり、レ
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