SAO編−白百合の刃−
SAO6-兄妹の刃舞
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った道雪の白刀と、掴みどこのない変態体質の『木工職人』から修繕してもらった特別製の白竜と言う、白木で作られた細長い白色の長棍棒を組み合わせた。
出来上がったのは白い薙刀。白竜と道雪が組み合さった白い薙刀だから、『白雪』と言う名がつけられた。
これが私のもう一つの『ユニークスキル』
『薙刀』
カタナと棍棒を組み合わせることで薙刀が完成されるという、今までにないスキルだろう。
初めて受け継いだ時は、薙刀なんてどこにも売ってはなかったし、『薙刀』スキルに必要な、棍棒スキルを上達するのに苦労したけど、その分、他のスキルと違ってかなり使いやすく、そして強力だ。
薙刀を完成させた瞬間、私はすぐさまグリームアイズに寄るように走り出した。
「遅いわよ」
「ごめん」
私達はたった二言で、連携攻撃を開始した。まず、ドウセツが『居合い』スキルで抜刀攻撃。スイッチを作り出し、すぐさま私が薙刀で追撃を喰らわせた。そしてドウセツはそのまま一旦離脱する。
これまで時間を稼いでくれたアスナ達を一瞥すると皆HPが五割を下回っており、イエロー表示になっている。
少人数の長期戦は不利になるだけなら、一気に決める!
「キリカ!」
「なに!?」
突然、兄が発してきた。
「十秒間持ちこたえてくれ!」
そう発した時、何故か不思議と納得した自分がいた。結構な無茶ぶりなんだけど、それを乗り越えたら兄はなにかをしてくれるだろう。
「わかったよ!」
槍のようにリーチが長く、カタナのような切れ味を持つ薙刀を使い、薙ぎ払うように斬りつける。それだけでは足りない。もっと早く、もっと斬りつけ、そして回避すればどんな相手だろうと勝てる。その意気込みで、薙刀を振り回し、斬馬刀を弾き、回避しながら、『グリームアイズ』のHPを確実に減らしていく。
「グオオオオオォォォォォ!!」
「われろぉぉぉぉぉぉぉ!」
薙刀スキル、『剛断』
紅に輝くエフェクトを纏いながら飛び跳ね、これでもかって言うくらいに振りあげてから地面に食い込むように叩き斬る、パワー重視のスキル。ボスの憤怒の叫びに負けないくらいの気持ちで叫び返し、パワー技を喰らわせると、『グリームアイズ』は負けじと更に憤怒の雄叫びを上げた。
「グゴガアアァァァァアアアァァァアァァァァア!!」
『グリームアイズ』は上段の斬り下ろし攻撃を避けるも、すぐさま斬馬刀を薙ぎ払ってきた。一見、喰らったらヤバい攻撃も、私は冷静に対処して、『絶対回避』で軽く右後ろに回避する
「もういっちょ、われろ!」
もう一度、私は薙刀スキル、『剛断』を使用。『グリームアイズ』に強力で
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