life.17:友達、できました。6
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life.17:友達、できました。6
「夕麻ちゃん・・・いや堕天使さんかな」
俺は落ち着いた声に少しびっくりするが、
「へぇ、生きてたの。しかも悪魔?
嘘、最悪じゃないの」
笑う夕麻、声はかわいらしいが妖艶な笑みだ、
「・・・レイナーレさま・・」
アーシアがそう言うと少しおびえてるのも見て取れる、
「で、何用だ?レイナーレちゃん♪」
俺は口調はお惚け風にして目はしっかりとレイナーレを見据えてる、
レイナーレは俺の目を見て少したじろくがすぐに侮蔑的な目で俺を睨む、
「汚らしい下級悪魔が気軽に私へ話しかけないでちょうだいな、
その子、アーシアは私たちの所有物なの、返してもれるかしら?
アーシア、逃げても無駄なのよ?」
「・・・・嫌です、あの教会へは戻りたくありません、
人を殺すところへ戻りたくありません。
・・・それにあなたたちは私を・・・」
俺の後ろに隠れて恐怖で震えてる、レイナーレは近づいて来るが俺が阻んだ、
「・・・つまりアーシアは人を殺すあんた達から逃げたってわけか、
そしてあんたはアーシアを・・・いや彼女の神器《セイクリッドギア》を彼女から取り出すとか?」
俺の言葉にぴたっと止まって険しい顔になった、アーシアも俺を見上げてる、
俺はにっこりとアーシアに微笑みかけてから大丈夫だよって言っておいた、
そして魔眼で眠りへ誘った、それからベンチに寝かせた、
寒くないように『王の財宝《ゲート・オブ・バビロン》』から大き目のタオルをだしてかける、
レイナーレもいきなり倒れたアーシアにビックリしたがすぐにきつい目になった、
「貴方、何をしたの!?どこからタオルを出したの!?」
「これから起こることを見せないために寝てもらった、それに本気になった俺を見せないためにね」
いきなり念と気を利用した結界を発動した、近くにいた鳥たちも空間から一目散に逃げる、
レイナーレも危険を感じて翼を展開した、俺から距離を取るように、
手に光の槍を掴むと構えてる、俺は神器《セイクリッドギア》を出現させた、
『相棒、封印はどうする?』
『このままだ、魔力は全開でやると色々と面倒だ』
俺たちしかわからない念話を使って話している、ドライグもやる気みたいで嬉しそうだ、
俺の変わりようにレイナーレはかなり警戒してるんだろう、
どうやら全力でくるつもりだろう、悪魔しかも下級悪魔に舐められるのはいやなのだろう、
『Boost!!』
体の力が倍になっている、気の力や魔力まで上がった、
「力が倍になっても所詮は下級悪魔よ!」
光の槍を投げるが気と念で覆った俺の右手で槍を砕く、気もある意味光属性を持ってる、
だから砕くこともかのうなのだろう、
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