暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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凄い事になっています。背はシュリを超えマリーニャさんに届く勢いです。(ちなみに胸は使徒の中で一番大きい)確か封印により、子供化しているだけと聞いています。力を幾分取り戻したと言うことなのでしょうか?
私が思っている事を、レシェンテが敏感に感じ取った様です。
「わらわが聞いた話より大人じゃから、驚いておるのじゃろう」
レシェンテが勝ち誇ったように言って来ました。周りの人間は、平然としている者・困ったような顔をする者・目を逸らす者・あからさまに顔に手を当てる者いろいろな反応が有りました。
「私は……私は……」とシュリ。
「うー……うー……サリアは……」とサリア。
シュリとサリアから、哀愁のオーラが漂って来ます。私はこの流れを不味いと感じ、話題を変更できないか思案します。そこで格好のネタが、自分自身にある事に気付きました。
(かなりの自爆ネタになりますが、この気まずい空気よりマシです。それにこの名前をからかう様な者は、ここには居ないでしょう)
都合の良い事に、次は私の自己紹介の番です。
「ギルバート・アストレア・ド・ドリュアスです。皆さんよろしくお願いします。それから、アストレアとは呼ばないでください。女名である事がトラウマになっていますので……」
この段階で何人か反応しました。
「アストレアはアストライアとも読みます。正義の大女神であり、星乙女と呼ばれたアストライアーが由来ですね」
(これでインパクトは十分でしょうか? 皆思考停止していますね。後は畳みかけます)
そこから、名前の由来に話題を強引に持ち込みます。父上が星の輝きに正義を約束し、この名前になった事を話しました。そしてその原因が、二つの欠けてしまった魂が融合した事であると話しました。
魂の融合の話になって、信じられないという声が上がりましたが、そこはリタとナベリウスが証人になってくれました。
これで先程までの気まずい雰囲気は、奇麗サッパリが無くなっていました。
私はここでようやく、一息つく事が……出来ませんでした。ハイシェラ様が、別の意味での爆弾を落としてくれたからです。ハイシェラ様の声が聞こえる事をばらされ、魔力も結構ある事もばらされました。
『ギル坊が女なら、迷わず使徒にするよう勧めるのだがの』
エクリア殿の通訳が終わると、全員の視線が私に集まりました。
『いっそ……女に改造するかの』
なんかトンデモナイ事を口走りました。何を考えてるんでしょうかこの魔神様。流石のエクリア殿も、この発言には顔が引き吊らせました。エクリア殿の反応に、周りの者達が引きます。エクリア殿は、この話題を無かった事にしようとしましたが、空気が読めない人が居ました。……セリカ様です。
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