暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第18話 神殺しは強過ぎです!!
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線を送ります。リタは黙って、ある場所を指さしました。そこは……。

 ……地下水路? ……いや、下水道でしょうか?

「ここを通ったら、臭くなりそうですね」

 私は思わず、そう呟いてしまいました。

「この地下水路を通っても、私達“は”大丈夫」

 リタにそう言われて、自分が霊体である事を思い出しました。そう、私達“は”大丈夫です。そこで大丈夫で無い人を見てみました。

 ナベリウスは、何時もと変わらない表情をしていました。しかし、明らかに不機嫌オーラを放出しています。

(……これ以上、触れない方が良いですね)

 私はそう判断し、地下水路に入ろうとしました。しかし、また止められました。

「ギルには、これを貸しておくわ」

 そう言って渡されたのは、1本の剣でした。リタの説明によると、この剣はアーナトスと言うそうです。秘印術と神聖魔術を複合鍛錬した鍛剣で、アンデット等に有効との事。しかし私は、何故この剣を預けられたのか分かりませんでした。

 見るとリタはいつもの槍(魔槍ドラブナ)では無く、柄に人が彫られた美しい槍(光槍ルナグレイブ)を素振りしていました。

 ナベリウスは白猫の手形をしたグローブ(しろねこぐろーぶ)を、着けながら何か呟いていました。かろうじて聞き取れたのが、作法・教えてもらった・真似と言った単語でした。(何なのでしょう?)

 私はアーナトスを振ってみましたが、振る度に身体を泳いでしまい、とても使えません。それを見たリタは、アーナトスの代わりに炎の鍛剣と言う剣を渡して来ました。この剣は、火炎の呪術処理をした長剣で、同じくアンデットに有効だそうです。こっちの剣は、まともに振れました。

 結局私は理由を聞けないまま、地下水路に入る事になりました。しかし理由は、すぐに思い知る事になったのです。そこに居たのは、死者・死者・死者。ゾンビや浮遊霊と言った、多くのアンデット達でした。しかもこいつら、襲いかかって来るのです。

「なんで王都の地下水路に、こんなのが大量に居るんですかぁーーーー!?」

「知らないわ!! 文句は水の巫女に言って!!」

 私の叫びに、リタは律義に答えてくれました。しかしそれで、戦闘が終わる訳ではありません。

 リタは槍を巧みに操り、アンデット達を次々に屠って行きます。正直かっこいいです。

 ナベリウスは「……にゃん」と、気合のかけらも感じられない声を上げながら戦っていました。正直に言わせてもらえば、お持ち帰りしたくなるほど可愛かったです。しかし攻撃を食らった相手を見て、思い直さざるを得ませんでした。食らった相手は、凄い勢いで吹き飛ばされ、壁に叩きつけられ、砕け散っていました。(……見なかった事にしておこう)

 2人は私が1体相手に苦戦
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