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インフィニット・ストラトス 〜天才は天災を呼ぶ〜
第2話
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 一応、日本には束さんが住んでいるんだから。 その生活を壊されると困っちゃうね!!」

 どうだい? このふーちゃんと考えた口上は!! これならミサイル迎撃に何の違和感もないはずだよね。

「ほう、この私に対してさらにハッキングを返して来るとは、あなた中々やりますね」
「どうだい!! ふふ〜ん、天才の束さんにしてみればハッキングの仕返しなんて簡単簡単!! 一部のミサイル発射装置は取り返したゼィ。 そして、飛んでいるミサイルなんて束さんに掛かればちょちょいのジョイやで!!!」
「ふむ、どうやって迎撃するのですか? あと、52分39秒で国会議事堂に到達するミサイルを」
「それはねぇ……、こうするのさ!!!!」

 パッと画面を切り替える。 そこには全身甲冑を身につけたちーちゃんが映っている。 顔はバイザーに隠れて見えないけどね。

「なんです? あのコスプレさんは?」
「ふっふっふ、君もコスプレっぽいけどまぁいいでしょう。 お教えしましょう!! あれこそ私が開発した宇宙進出用のマルチフォームパワードスーツ『IS(インフィニット・ストラトス)』だ!!!」
「ほう、宇宙進出用ね。 それでは何もできないのでは?」
「宇宙での作業用として、ブレードなんかの武装が入っているから、ミサイルごときは余裕で破壊できるんだよ!!! さぁ、白騎士!!! ミサイルをぶった切っちゃって!!!」

 私の言葉と同時に、ちーちゃんが飛び出す。 流石ちーちゃん。 家の剣術道場で剣を習っているだけはあるね。 スパスパとミサイルを切っていくよ。 カックイイ!!!


 そのあとは、白騎士の独壇場だった。 2000発のミサイルを全て切り落とし、悠々と立ち去る。 その圧倒的な性能に、たまたま(・・・・)近くで合同演習中だった世界各国からの艦隊が押し寄せ、白騎士を取り押さえようと必死になってたけど、軍艦二隻を航行不能まで追い込んだら追ってこなくなった。 あ、沈めたワケじゃないので勘違いしないように。





 そこからは、劇的だった。

 日本政府は私から提出されたISの資料をシュレッダーの中から引っ張り出し、つなぎ合わせ、なんとか読めるように復元。 その圧倒的な性能をなんとか物にしようと躍起になった。 しかし、ふーちゃんと練に練ってわざと解読をしがたくなるようにこねくり回して作り上げた、『IS基礎理論』は少し難しすぎたみたい。 解読を諦めた日本政府は、私の元に是非協力して欲しいとの要請まで行ってきた。

 全て無視してやりましたとも。

 それでもIS自体の発表はしておきたかったので、コアを限定数のみ渡す。 政府関係者は物凄く嬉しそうだったとだけ言っておこう。
 世界も黙ってはいない。 ミサイル2000本を単騎で全て撃墜し、しかもそ
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