暁 〜小説投稿サイト〜
Muv-Luv Blood-stained fallen angel
第零話 終わりと始まり。
[2/3]
[1]
次
[9]
前
最後
最初
タイオンの猟犬に与えた名を授けられし機体。だが、その姿は血に染まった悪魔の様だ。
もう一方は力天使の名を与えられし機体の後続機。
両手にはビームピストルが握られて居り、銃口はアルケーガンダムに向けられて居る。背後からは緑の粒子が舞い散る。その姿は機械天使の様だ。
「行けよっ、ファングゥ?」
最初に動いたのはサーシェス。
アルケーのスカート部分からファングが放たれ、ファングは赤い粒子を放ちながらケルディムに襲い掛かる。
しかし、ケルディムは背中からシールドビットをファングに向かい放ち相殺する。
すると爆発した際の爆煙が忽ち周囲に立ち込める。僅かな静寂が周囲に流れる。
だが、次の瞬間、爆煙の中かからアルケーがケルディムに向かい一直線に飛び込む。
「しぶてぇんだよおっ、 ソレスタルなんたらぁっ!」
アルケーの手に有るバスターソードでケルディムのビームピストルを弾きそのまま両断しようと振り下ろす。
ライフルを弾かれるもケルディムはすかさず2丁ビームピストルを交差させて受け止めるがそのまま吹き飛ばされてしまう。
「クソッタレが!」
(貴様みたいなヤツに!)
ケルディムは直ぐに体制を立て直すとビームピストルをアルケーに向け乱射する。
「兄さんたちはぁっ!」
だがアルケーはバスターソードで巧みに弾丸を弾くと流れる動きでケルディムの右足を切断した。
その流れる様な動きは、正しく絶技。
「てめぇ、あの男の弟かっ!?」
アルケーが跳び掛かかるが、ケルディムのビームピストルで迎撃されアルケーは右腕を吹き飛ばされる。
「それがどうした!」
だが気に留める事なくつま先のビームサーベルで胴体を切り裂こうと蹴り上げる。
「殺しがいがあるぜぇ!」
ケルディムはビームサーベルを間一髪で避ける。避ける瞬間にケルディムが放ったビームがアルケーの目を撃ち抜く。
「何なんだ貴様はっ?」
「俺は、俺だぁ!」
だが、サーシェスは止まらない。
体制が崩れたケルディムをアルケーは長い手でケルディムの頭を掴むと壁に叩きつけた。
強い衝撃がライルを襲った。一瞬意識が遠のきそうに成る。
(だが、こんな所で意識を失ってる場合じゃねぇ!)
「ブっつぶす!」
アルケーはバスターソードを構えるとコックピットに向かい突き立て様とする。
しかし、ここで異変が起きた。
ケルディムを貫こうとしていたアルケーの腕が止まり、そのまま機能が停止してしまう。
「何がどうなってやがる?」
何をしても動かない機体に対してサーシェスは苛立ちの声を上げた。
「クソッ、動けってんだよ!」
動かないアルケーを好機と
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ