暁 〜小説投稿サイト〜
バカとリリカルと召喚獣
全力全壊手加減なし♪(Byナノハサン)
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
うの!?」

「自覚が無いんだね?」

 可哀想になの。でも、安心して?

「疑問に思ったことすら忘れさせてあげるから|(はぁと)」

「ひいぃぃぃいいいいっ!!?」

<Good luck, Miss Shimada……>

「ちょっとおぉぉおおおっ! アレはむしろ被害者はウチよ! 悪いのは吉井!」

 ふーん。そんなこと言うんだぁ?

「嘘はいけないよ? 嘘は?」

「ほ、ホントよ! 現に吉井はウチを見殺しにしようとしたのよ!?」

「本当……?」

「ほ、本当よ!」

 そこまで言われて、私は少し思案する。うーん、本当かなぁ?


 ガシャァァンッ!


 すると、どこからか何かが割れる音が聞こえてきました。何? 何なの?


『な、なんだ!? なにごとだ!?』

『うわっ! 島田さん! そんな物をどうする気だよ!』


 そんなアキ君言葉が聞こえてきました。あれ? うちのクラスに島田って苗字の人、もう一人いたっけ?

「ウチしかいないわよ! Fクラスに島田は!」

 アキ君ったら、何言ってるんだろう? 島田さんの言うとおりなら、なんでそんなこと……


 ブシャァァッ!


 今度は景気のいい音が聞こえてきます。この音、消火器?


『う、うわっ! 何だ!?』

『ぺっぺっ! こりゃ消火器の粉じゃねぇか!』

『前が見えない!』

『島田さん、君はなんてことを!』

『Fクラスの島田め! なんて卑怯な奴なんだ!』

『許せねえ! 彼女にしたくないランキングに載せてやるからな!』

『そうだ! 在学中は彼氏のできない状況にしてやる!』

『……でも、男らしくてステキ……。お姉さま……』


 そんな一連の会話が聞こえていたのでした。

「…………」

「…………ね? ウチじゃないでしょ? さっきのも全面的に吉井が原因よ」

「わかった。しょうがないから……」

 本当にしょうがないから今回は、

「ディバインバスターで勘弁してあげる」

「結局はこうなるの!?」

 何言ってるの? これでも譲歩したんだよ?

「(ま、あとでアキ君にもちゃんと言っておかないとね?)」

 そう思いながら、私はカートリッジを五連発でのディバインバスターを発射したのでした。

 それから間もなくして、瑞希ちゃんがDクラス代表の平賀君を打ち倒し、この戦争がFクラスの勝利で終わったことを私は知ったのでした。 
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ